8月20日、Fitbitは新型活動量計「Charge 3」を発表した。価格は149.95ドル、米国では本日から予約受付が開始されている。
「Charge 3」は、2016年に発売した活動量計「Charge 2」の次世代モデル。画面がややせり出し、ボタンがわずかに大型化するなどの変化はあるものの、全体のデザインに大きな変更点はない。
では何が変化したのかというと、まずは画面。
発表によると白黒のみの有機ELディスプレイはこれまでと同様。ただし、画面サイズが大きくなり、明るさは従来比較で40%向上した。さらに表面のガラスにはCorningの「Gorilla Glass 3」が採用され、画面の強度が高まっている。
さらに画面はタッチスクリーンに置き換わり、直接画面を触って操作することができるようになった。また、本体サイドにあるボタンも物理式から感圧式に置き換えられており、触角フィードバックによって押した感覚をユーザーに与える仕組みになっているとのこと。イメージはiPhoneのボームボタン。
この物理式ボタン廃止のおかげで、防水性能が高まっている。Charge 3は深さ50メートルまで耐えることができ、水泳のデータを自動的に測定するだけでなく、プールやシャワーの際にも着用することができるように。
また、ボタンの物理的機構を排除できたことによって本体内部のスペースを有効活用できるようになり、内部のバッテリー容量を増やすことに成功したとのこと。連続駆動時間は最大7日間、前モデルが5日間だったため、約2日分バッテリー寿命が改善している。
本体ボディには「Fitbit Versa」でも使用された航空宇宙産業アルミニウムが採用されており、本体の軽量化に役立っている。
GPSはこれまで同様に非搭載。位置情報の取得は接続したスマートフォンから行う仕組みになっている。これは、トラッキングを利用している多くのユーザーは依然としてスマートフォンを持ち歩いているため、バッテリー駆動を長くするためのトレードオフであるという。
その代わり、スマホの通知をFitbit Charge 3で受け取ることが可能だ。カレンダーやメッセージ、電話などの通知をCharge 3で確認することが可能で、タッチスクリーンを触ることで電話に出たり、拒否することが可能であるとのこと。
Androidユーザーの場合はクイックリプライ機能を利用することが可能で、着信したメッセージに素早く返事をすることができる。ちなみに、近日中にカレンダーや天気予報など専用アプリが提供予定となっている。
「FItbit Charge 3」は、通常モデルとスペシャルエディションの2機種が用意されており、通常モデルは149.95ドルで購入することができる。また、スペシャル・エディションはFitbitの提供するモバイル決済システム「Fitbit Pay」が利用できる。価格は169.95ドルだ。
米国ではすでに予約受付が開催されており、10月中に発売する予定であるとのこと。日本でも正式に発表されており、発売する予定なのがわかるが、まだ予約受付は開始されておらず。また、発売時期や価格についても明らかにされていない。
[ via The Verge ]