日本時間7月12日、AppleはIntelの第8世代プロセッサ「Coffee Lake」を搭載した「MacBook Pro 2018」を発売した。
Appleが公開したニュースリリースによると、同モデルには従来よりも静かにタイピングできるよう改良が施された第3世代のバタフライ式キーボードが採用されているという。
この第3世代のバタフライ式キーボードは一体どの程度静かになったのか。早速TechCrunchが「MacBook Pro 2018」のタイピング音を録音したものをYouTubeで公開しているので紹介したい。
新型モデルでタイプ音が小さく
TechCrunchが公開した動画は以下。旧モデルのMacBook Pro(2017)のタイプ音が「パチパチ」だったのに対して、新型モデルの「MacBook Pro 2018」は「カチカチ」という音に変化していることがお分かりいただけるだろうか。
Appleは第3世代バタフライキーボードに置き換えることで、「静粛性が増した」と発表しているが、それは紛れもない事実のようだ。カフェや新幹線などの静かな環境で猛烈な勢いでタイプしたとしても、同キーボードであれば迷惑になることもなくタイプに集中することができそうだ。
ただし、静粛性が増したのはとても嬉しいことではあるのだが、最もユーザーが危惧しているのは、多発していたキーボード関連の不具合は解消されたのかどうか。
先日、Appleが一部のMacBook Proに対してキーボードの修理プログラムを発表するなど、実質的に問題を抱えていることを認めているため、まさかAppleが同問題を放置したまま新型モデルを投入したとは思えないが、不具合が起きる可能性は現時点ではないとは言い切れない。こればかりは、購入したユーザーからの報告を待つしかないだろう。