今月12日、Appleは新型デバイス「MacBook Pro 2018」を公式サイトで突如発表した。
同モデルはIntelの第8世代プロセッサ「Coffee Lake」や最大RAM容量が32GB、ストレージ容量が最大4TBになるなど、プロユーザーを意識した端末になっていることが判明しているが、Appleの発表によると新型MacBook Proの画面にはTrue Toneテクノロジーが採用されているとのことだ。
True Toneテクノロジー採用ディスプレイでどんな光源の元でも自然な色合いに
このTrue Toneテクノロジーは、iPad ProやiPhone XなどのiOSデバイスのハイエンドモデルに搭載されているTrueToneディスプレイと似た機能で、周辺光の色や明るさを検知し、画面のホワイトバランスを調節することで、正しい画面の色描写を実現しているという。
例えば、夕陽の元でMacBook Proを開くと画面はわずかに赤みがかった色に変化するなど。どんな光源の元でも、自然な色合いの画面を見ながら作業することができる。
しかし、この機能は実はMacBook Proのメイン画面だけでなく、「Touch Bar」もサポートしているようだ。
MacBook Proには2016年モデルから、ファンクションキーを置き換える形で細長い有機ELディスプレイ「Touch Bar」が搭載されている。
ユーザーはこのバーを直接タッチして直感的な操作をすることが可能で、画面の明るさや音量の調整、再生中の動画や音楽のシークバー操作、画像編集アプリでのコントラストや露光量、彩度などのスライダー調節など様々な場面で使うことができる。
The Vergeが公開したレポートによると、このTouch BarもTrueToneテクノロジーをサポートするとのこと。要は、環境光の色合いに応じて、メインの画面だけでなくTouch Barの色描写もわずかに変化するということになる。
実際、どのように変化するのかは実物を見てみないことには分からないが、全ての画面に同テクノロジーを採用しようとするあたり、Appleの”こだわり”を感じなくもない。