2018年秋、Appleは3種類の新型iPhoneを発表するとの噂。このうち、低価格モデルと目される「6.1インチ液晶搭載モデル」はマルチカラー展開が予想されていたが、どうやらそれは事実のようだ。
TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏によると、「6.1インチ液晶搭載モデル」はホワイト / グレー / ブルー / レッド / オレンジの5色展開になるという。
今秋発売の6.1インチiPhoneはマルチカラーでの展開に
マルチカラー展開と聞くと真っ先にイメージできるのが、2013年に発売した「iPhone 5c」だ。
Appleは当時、iPhone 5sと同時にiPhone 5cの販売を開始した。この端末はプラスチック素材のポリカーボネートを筐体に採用し、廉価モデルとしてリリース。上位モデルとの差別化をはかり、安いiPhoneを必要とするユーザー層を狙った製品だった。まさにこれと同じことが、今年も起こりそうだ。
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6.1インチ液晶モデルは、上位の有機ELディスプレイ搭載モデルと差別化が図られ、3D Touchなどいくつかの機能が省かれるという。背面カメラもシングルカメラになり、ポートレートモードなどが利用できないものと予想され、主にハイエンドモデルを必要としない層に向けた端末になる可能性がある。
Kuo氏は、この端末価格を700ドル(約77,000円)程度と予想しており、他の上位モデルから2~3万円ほど安く購入できる可能性が高い。ちなみに、「レッドカラー」モデルについては「(PRODUCT)RED」モデルであるかもしれないが、実際はどうなのかは不明だ。
また、Kuo氏は上位の有機ELディスプレイについても新情報を提供している。Kuo氏によると、有機ELディスプレイを搭載したiPhone X Plus(仮称:6.5インチモデル)に関しても、新色「ゴールド」が追加される予定であるとのこと。つまり、現行のiPhone Xのカラーが維持されるのであればカラーラインナップは全部でシルバー、スペースグレイ、そしてゴールドの3色展開になるということになるが、Kuo氏はブラック、ホワイト、ゴールドを予想している。
ゴールドモデルについては以前から噂があり、一時は市場への投入も検討されていた。しかし、のちの情報で発売計画を遅らせ、今秋の新型モデル登場と同時に投入する計画に切り替えたとされている。
[ via 9to5Mac ]