メルカリ、東証マザーズに新規上場へ IPO総額は最大1176億円、時価総額は最大3,600億円に

フリマアプリの「メルカリ」が、東証マザーズに新規上場へ。

東京証券取引所は5月14日、同社の東証マザーズへの上場を承認した。6月19日付で上場する予定となっており、想定仮条件は1株当たり2200円~2700円、仮条件は6月1日に決定し、11日には正式決定する。主幹事は大和証券が務め、銘柄コードは「4385」となる。

メルカリは今回の新規上場に伴い、国内外で1815万9500株を発行することを決定している。国内募集分が428万8700株、そして海外募集分が1387万800株の内訳だ。

さらに2255万4800株の売り出しも実施する予定で、これらすべてを合計すると最大1,176億に(想定仮条件の上限で計算)。これによってメルカリの時価総額は最大3655億円に、想定仮条件の平均2,450円で計算しても時価総額は3316億円に達する。

上場によって得られた資金は、主に新規ユーザーの獲得のための広告費、そして借入金の返済として利用する予定。メルカリの累計ダウンロード数は日本を含め世界で1億件を突破、月間アクティブユーザーは1,030万人となっている。

直近のメルカリの業績は、2017年6月期は連結売上高221億円(連結)、営業損益は28億円の赤字、経常損益は28億円の赤字、最終損益は42億の赤字。

2017年7月~2018年3月期(9ヶ月累計)は、連結売上高261億円、営業損益19億円の赤字、経常損益20億円の赤字、最終損益は34億円の赤字となっている。赤字幅が拡大している理由は広告宣伝費の増加が原因であるとのことだ(詳細)。

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