Googleは現地時間5月8日、開発者向けイベント「Google I/O 2018」で、人工音声アシスタント「Googleアシスタント」がよりスマートに受け答えできるようになることを明らかにした。
Googleアシスタントに何かをお願いしたり、質問するには「OK Google」と話しかける必要があるが、複数の質問をする場合、毎回「OK Google」と発言しなければならないのは正直面倒だ。
その手間を解消するため、Googleは新たに「Continued Conversation」機能を追加する。わざわざ「OK Google」と発言せずとも、1度目の受け答えが終わった後に、即座に次の質問をすることで会話を続けることができるようになる。
会話を終了したい場合は「Thank You.(ありがとう)」と発言すると認識が終了するようになっているようだ。
また、1回のやりとりで複数の質問に返答してもらいたい時のために、「Multiple Actions」も実装。複数の質問を「and」でつなぐことで、一文で質問を認識してくれるという。
これら2つの機能のうち、「Continued Conversation」機能は今後数週間で実装される。「Multiple Actions」機能の実装にはまだしばらく時間がかかるようだ。日本での実装時期は不明だが、おそらくは米国などの英語圏から順次実装されるものとみられる。
ちなみに、子どもがGoogleアシスタントを利用すると命令口調になってしまうという親御さんからの苦情を受け、発言する際に「Please」とつけなければGoogleアシスタントが認識しない「Pretty Please」機能も同時に発表されている。小さなお子さんがいるご家庭にとっては重要な機能かもしれない。