2019年3月31日に、AppleはiTunes Storeでの音楽販売を終了するという噂があったが、Appleは正式に同報道を否定。今後もダウンロード販売を継続する考えであることがわかった。
英国のタブロイド紙「The Sun」は、件の噂が本当かどうかについて、Appleのスポークスマンに対し取材を行ったとのこと。これに対し、同社のスポークスマンは「それは事実ではない」と噂を完全否定している。
iTunes Storeでの音楽販売が終了するという噂は「事実ではない」
この噂は今月6日にDigital Music Newsが報じたもの。Appleは、iTunesでの音楽販売を2019年3月31日までに段階的に終了する予定であるとのことだった。音楽配信サービスの一般化やApple Musicの会員数が増えていることなどが背景にあるとみられると報道された。
ちなみに、Digital Music Newsは2017年12月にも同様の報道を行なっているが、この時もAppleに噂を否定されている。
ただ、Appleに否定されても、Digital Music Newsは主張を曲げていなかった。同メディアは「とある情報源の話では、AppleはiTunes Storeでの音楽販売事業を終了する計画は存在するだけでなく、当初のスケジュール通り、あるいはそれよりも早く実施する予定である。」とし、あくまでもAppleは音楽販売を終了するとの見方を貫いていた。
今回のDigital Music Newsの報道は、複数の情報筋による発言から明らかになったというが、Appleが公式に否定していることから、音楽販売終了の可能性は低くなったと考えていいだろう。
ただし、Appleは今後の計画について一時的に報道を否定することが稀にある。今回がそのケースかどうかは不明だが、Appleが否定したからといって、安心できるわけではない。
このまま音楽配信サービスが普及すれば、いずれ音楽販売が終了するときが来るかもしれない。それが今来るのか、それとも数年後なのか。音楽配信のあり方が徐々に変わろうとしているのは確かなのかも。
[ via Cult of Mac / 気になる、記になる… ]