9月13日、Appleは「iPhone 8 / 8 Plus」に新カラーモデル「(PRODUCT) RED」を追加した。iPhoneに同カラーが追加されたのは、「iPhone 7」シリーズ以来、約1年ぶりだ。
昨年発売した「iPhone 7 (PRODUCT) RED」と同じく真紅の赤が採用された「iPhone 8 (PRODUCT) RED」だが、よくよく見ると色合いが全く異なる。またフロントは待望のブラック仕様になるなど、ユーザーの声を反映された新型モデルだ。
昨日、Apple Storeに行く機会があったのだが、早速新製品が展示されていたので実際に触らせてもらった。同記事では「iPhone 8 / 8 Plus (PRODUCT) RED Special Edition」の魅力について写真を交えながら紹介していきたいと思う。
存在感抜群、真紅の「iPhone 8」
今年の「(PRODUCT) RED」モデルはとても鮮やかだ。背面と側面は、昨年と同じく全面的に赤系のカラーが採用されているが、昨年のiPhone 7のカラーに比べてより赤みが増している。昨年モデルはどちらかというと「朱色に近い赤」だったが、今年のモデルは「真紅」というイメージだ。
フロントパネルは、昨年のホワイトからブラックに変更。おそらく「白色の方が好きだった」という人もいるだろうが、実機を見た筆者の感想としては「これはこれであり」。赤黒の組み合わせでインパクトは抜群、とてもカッコいい。
ブラックのフロントパネルの脇からはチラッと側面のレッドが見えて、少しだけエロティック。
背面には、Appleロゴと「iPhone (PRODUCT) RED」の文字が刻印されている。これらは鏡面仕上げになっており、昨年モデルと変わらず。カメラ周りやアンテナバンド、SIMの挿入口や各種ボタンもすべて真っ赤。
背面がガラスパネルに変わったこともあり、「iPhone 8」の「(PRODUCT) RED」モデルは、素晴らしいほど美しい仕上がりとなっている。
Apple Storeでは、他カラーも展示されていたのだが、それ以上に目立つ「(PRODUCT) RED」は非常に強い存在感を放っていた。Apple Store店内で筆者と並んで新モデルを眺めていたポーランド人の女性は、同モデルを「グロテスクレッド(grotesque red)」と表現しており、新型モデルを見ていると「ゾクゾクする」と話し、とても気に入っていたようだった。
彼女は最終的に、それまで使っていた「iPhone 6s Plus」のゴールドモデルから「iPhone 8 Plus (PRODUCT) RED」に乗り換える決断をした模様。
ちなみに、Apple Storeのスタッフに聞いたところ、昨日で最も売れた端末はやはり「iPhone 8 / 8 Plus (PRODUCT) RED Special Edition」だろうとのこと。発売日だし、それは当たり前か。
そもそも「(PRODUCT) RED」モデルとは何なのか、について少々触れておきたい。
この赤いプロダクトは、AppleとアフリカのAIDS対策を支援する「RED」とのコラボで誕生したものだ。これらの製品の一部収益を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付することで、HIV/AIDS対策をサポートする。
「RED」の取り組みには、世界のグローバル企業が参加しており、Apple以外にもコカ・コーラやアメリカンエキスプレス、ナイキやスターバックス、エンポリオアルマーニなどの日本でも知名度の高い会社も参加している。他にはインディペンデント紙、ランセット誌、Gapやコンバース、バンク・オブ・アメリカ、セールスフォースなど。ちなみに、Apple傘下のオーディオブランド「Beats」も参加している。
これから「iPhone 8 / 8 Plus」を購入する予定だったら、ぜひ「iPhone 8 / 8 Plus (PRODUCT) RED Special Edition」を手にしてみてはどうだろうか。カッコいいiPhoneが手に入るだけでなく、HIV/AIDS対策も支援できて、一石二鳥だ。
購入するならApple公式サイトや各キャリアから、もしくはApple Storeの店頭へどうぞ。