先日発売したAppleのスマートスピーカー「HomePod」。ユーザーからは音質の高さから好評を得ることができているが、音質に重点を置いた他社製スマートスピーカーには残念ながら負けてしまうのかもしれない。
米の非営利消費者組織コンシューマー・レポートは、「HomePodの音質はとても良いが、Google Home MaxやSonos Oneの方がオーディオスコアは高い」と評価していることが明らかになった。
「HomePod」の音は「Google Home Max」や「Sonos One」より劣る
コンシューマー・レポートによれば、「HomePod」の音は低音がやや強調されすぎており、ボーカルやギターなどのミッドレンジの音もややぼんやりとしているため、これらの音のニュアンスの一部が失われ、全体的にサウンドが濁ってしまっている印象を受けたという。
まだテストは終了していないため、完全な評価を出すには数週間を要するとのことだが、「HomePod」は音質重視のスピーカーとして注目されているものの、その実力は「Google Home Max」や「Sonos One」に劣る可能性があるということ。
また、コンシューマー・レポートは、「HomePod」のステレオ・ペアリングやマルチルーム機能の欠如なども問題点として挙げている。スマートスピーカーとしては、やはり高い評価を得ることができていないようだ。
ただし、まだ完全にテストは終了したわけではなく、今回の結果が全てというわけではない。テストが完了した際にはまた違った判断が下される可能性もあるので、まずは数週間後の結果発表を待つことにしよう。
[ via 9to5Mac ]