総務省、使用されていない携帯番号を国に返上させる法律改正案を今国会内に提出へ 電話番号の枯渇を受けて

携帯電話番号が枯渇している現状を受けて、総務省は、国が通信会社に割り当てている番号のうち、一定期間使われていない番号を返上させるための法律改正案を今国会内に提出するようだ。NHKニュースが報じた。

現在、日本で使用されている電話番号は、国が各通信事業者に割り当てたものであり、携帯電話はもちろん、固定電話やフリーダイヤルなどで使用されている。

この中の携帯電話番号に関して、「090」「080」から始まる番号はすべて通信事業者に割り当てられており、さらに「070」から始まる番号の提供も始まっているが、すでにこれらの70%ほどが使用されている状況で、残すところ2,590万件と少なくなっているという。

ただ、電話番号が徐々に足りなくなってきていると言われているものの、実態は各社に割り当てられている番号のうち、約30%が使用されないままになっているとのこと。

現状では各通信事業者から申し出がない限り、国に返上されることはないわけだが、総務省はこの状況を鑑みて、法律の改正案を国会に提出する方針。

具体的にどういった内容の法律になるのかは明らかになっていないが、おそらく一定期間使用されていないことを条件に、国に返上する法案になっていると予想される。

冒頭でも触れたように、提出は今国会内。今後の国会の審議によって、法案が成立するかどうか決まるとみられる。

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