米ラスベガスで開催されている「CES 2018」で、Googleはスマートディスプレイ用のGoogleアシスタントを正式発表。昨年5月に発表されたAmazonのディスプレイ搭載スマートスピーカー「Echo Show」に対抗する狙いだ。
スマートディスプレイ上のGoogleアシスタントは、天気やカレンダーの表示、Googleマップでルートの検索、Googleフォトから画像を検索して閲覧、YouTubeでの動画再生、動画チャットなど、様々なことができるようになっている。声だけでなく、映像も出力できるため、スマートスピーカー「Google Home」の拡張版といった感じ。
このスマートディスプレイ用のGoogleアシスタントは、JBLやLenovo、LG、Sonyなど多くの企業のスマートディスプレイ製品で採用される。年内には同アシスタントを搭載した製品が発表される予定だ。ただし、Google自身が、今後独自のスマートディスプレイ製品を発売する予定なのかは不明。
ちなみに、これらのサードパーティ製スマートディスプレイにはGoogle Chromecastが内蔵されているため、Google Chromecastのようにスマートフォンと連携することで、画面をキャストすることも可能になるという。
同製品は、間違いなく「Amazon Echo Show」のライバルとなるだろう。ちなみに、GoogleとAmazonとの間には、「Amazon Echo Show」を巡る因縁があり、同端末では昨年末からYouTubeの再生ができなくなっている。両社が和解することができるのかも含めて、今後はスマートディスプレイ市場にも注目が集まる。