倒産危機の「SoundCloud」、185億円の資金調達に成功し事業継続へ

倒産の危機に直面していた音楽ストリーミングサービス「SoundCloud」は巨額の資金調達に成功した。その結果、今後もサービス提供が可能になり、株主からの承認を受けて今後も事業を継続することを発表している。

手を差し伸べたのはニューヨークの投資銀行Raine Groupと新ガポーツの政府系投資会社Temasek、融資額は約1.7億ドル(185億円)。代わりにCEOのAlex Ljung氏は辞任し、新たにKerry Trainor氏がCEOになり、SoundCloudを引っ張っていくことになる。ちなみに、Kerry Trainor氏はVimeoの元CEOだ。

SoundCloudは、ユーザー数の減少による収入減のため、今年6月に社員の4割にあたる173人をレイオフ。そして、サンフランシスコとロンドンにあるオフィスを閉鎖し、コストダウンを図っていた。

一応は今回の資金調達によって倒産を免れたSoundCloudだが、サービス利用者数の回復の目処は立っておらず、今後の収入減をどのように補っていくのか、注目が集まる。噂では、CEOに元Vimeoの人材を据えたことから、音楽だけでなく映像コンテンツを含む多角的なサービス展開が予想されているが、今後の展開について正式な発表はなされていない。

[ via The Verge ]

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