Appleは昨年から、ARグラスの開発に尽力していると伝えられている。一体、どんな製品になるのかは現段階では不明とされているが、イメージとしては「Google Glass」のようなメガネのように常に身につけるようなウェアラブル端末になることが予想されている。
これに関して、Appleは複数のARグラスをテストしていることが判明。Financial Timesによれば、AppleはSnapの「Spectacles」のように、立体視カメラを搭載したARグラスを開発しているとのこと。
これはおそらく最終版ではなく、プロトタイプのひとつ。他にも多数のモデルを開発しているとみられ、このうちのどれかが最終モデルに組み込まれることになるだろう。
AppleのARグラスのリリースは早くても2018年から2019年。開発状況や生産体制によってはさらに遅くなることが予想され、実際にリリースされる時期については分かっていない。
ちなみに、Foxconnの内部者からの情報では、Appleが開発中のARグラスは今年6月の段階でテストの初期段階であると伝えられていた。セルロースアセテート製フレームや骨伝導モジュール、複数のマイク、内部電池やプリズムなどを搭載、ユーザーの視覚に情報を映し出すデバイスになるとのこと。
さらに音声入力用のマイクと加速度センサーが搭載され、ユーザーの頭の揺れや振り、頷きなどを検出できる仕組みが採用される。メガネフレームの左右どちらか一方に静電容量式の操作パネルも用意され、電話の着信を受けたり、音量調節をすることも可能になっていると報じられていた。
Appleのティム・クック氏もAR技術に対してかなり深い関心を持っているようで、すでに次期iOSへはARのフレームワーク「ARKit」の実装を発表している。
[ via AppleInsider / MacRumors ]