本日、Appleは2017年第3四半期(2017年4月~6月)の決算内容を発表した。
前回の決算発表では、各製品が好調であったことが明らかになっていたが、今回の決算発表では全部門で売上が前年同期比でプラスとなったことが明らかになった。
全部門で売上、販売台数が増加
総売上高 | 454億800万ドル ( 7%増 ) |
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純利益 | 87億1,700万ドル ( 12%増 ) |
売上高 | 販売台数 | |
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iPhone | 248億4,600万ドル ( 3%増 ) | 4,102万6,000台 ( 2%増 ) |
iPad | 49億6,900万ドル ( 2%増 ) | 1,142万4,000台 ( 15%増 ) |
Mac | 55億9,200万ドル ( 7%増 ) | 429万2,000台 ( 1%増 ) |
Service | 72億6,600万ドル ( 22%増 ) | − |
その他 | 27億3,500万ドル ( 23%増 ) | − |
地域 | 売上高 |
---|---|
アメリカ | 203億7,600万ドル ( 13%増 ) |
ヨーロッパ | 106億7,500万ドル ( 11%増 ) |
中国 | 80億400万ドル ( 10%減 ) |
日本 | 36億2,400万ドル ( 3%増 ) |
アジア太平洋地域 | 27億2,900万ドル ( 15%増 ) |
増減は全て前年同期比の数字。
上記表が今回発表された決算発表の抜粋だ。Appleの今期の売上高は約454億ドル、純利益が約87億ドル。希薄後の1株あたり利益は1.67ドルとなった。
今回の決算内容を見る限り、すべての製品群で売上が前年同期比でプラスになり、新型「iPad Pro」や新型「MacBook Pro」など今年6月に発表された新型モデルの販売が好調であったことがわかる。
特に大きく伸びているのは、Apple WatchやApple TVなどが入っている「その他」の項目や、「Apple Music」「Apple Pay」などのサービス部門。これらは前回の決算でも同様に大きく伸びており、今後も継続的な成長が期待できる。
また、不調が指摘されていた「iPad」部門は、今期は2%増を記録している。これは、おそらく6月に発売した新型「iPad Pro」が功を奏したものとみられる。
また、国別の売上高を見ると、中国では10%減と売上を落としている中、中国と日本以外の地域では10%以上の伸びを記録している。日本でも3%増加し、変わらず好調であることが確認できた。
今後、Appleは次期iPhoneとなる「iPhone 7s / 7s Plus」、そして「iPhone 8」の販売を今秋に予定。そのほかにも「Apple Watch Series 3」などの新型モデルを投入するとみられている。これらの端末の評価次第によっては、さらに決算内容が上向く可能性がある。
ちなみに、ティムクックCEOは、今回の決算を振り返り、3期連続で同社が成長できたことに手応えを感じているとのこと。
製品別には「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」は前年比で好調に推移できたことを報告している。また、過去10年間に12億台のiPhoneを販売したことを発表。
iPadシリーズについては久々に前年同期比プラスに転じることができたが、米国の教育市場が特に好調だったとのこと。「iPad」+「Swift Playground」を使用してプログラミングを勉強している学生は120万人まで増加。そして、iPadを購入した人の半数は初めてのiPad購入出会ったことが判明している。
さらに、「Apple Watch」の販売台数は50%増。これは”非常に大きな利益”を生んでいるとのことで、Appleのスマートウォッチ部門は成功していると言えるだろう。
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