ちょうど10年前の今日、Appleは米国で初代iPhoneを発売した。当時はまだ米国のみで販売されていたiPhoneだったが、その後10年間で大きな進化を遂げ、現在は世界中で使われている人気スマートフォンとなった。
そんなiPhoneの生誕10周年を記念してか、元AppleのデザイナーだったKen Kocienda氏(@kocienda)が、初代iPhoneの試作機をTwitter上で公開している。
Here are two iPhone prototypes. We called them Wallabies. I used these devices to make the software keyboard. pic.twitter.com/qbofBL3RUt
— kocienda (@kocienda) 2017年6月29日
画像には白と灰色の大きなケースに入った2種類の端末が映っており、これらが初代iPhoneの試作機だったようだ。Kocienda氏曰く、この試作機は「Wallabies」と呼ばれ、ソフトウェアキーボードの設計に使われていたという。ホームボタンやインカメラ、レシーバーなど、初代iPhoneにデザインがそのまま引き継がれたことが伺える。
iPhoneのソフトウェアキーボードは、毎年のiOSアップデートとともに着実に進化を遂げており、日に日に入力が便利になってきているが、UIに関してはそこまで大きな変更が行われていないというのがすごいところ。いかに初期のソフトウェアキーボードが洗練されていたのかがよく分かる。
ちなみに、今秋に発売される次期iPhoneは3種類のラインナップが用意されると噂されており、そのうちのハイエンドモデルにあたる「iPhone 8」はホームボタンの廃止や有機ELディスプレイの採用、ワイヤレス充電機能の搭載などの大幅な変更が行われると言われている。
[ via AppleInsider ]