以前から、ダークモードが搭載されるのではないかと噂されていたiOSだが、今秋にリリースが予定されている「iOS 11」から「ダークモード」が利用できるようになっていることが判明した。
これを伝えているのは、BusinessInsiderなどの海外大手メディアや有名YouTubeチャンネルEverythingApplePro。「iOS 11 beta」をインストールした端末は、アクセシビリティの「ディスプレイ調整」から「Smart Invert(スマート反転)」をオンにすることで、ダークモードが利用できるようになっている。
上の画像が、「スマート反転」をオンにした状態の画面。アイコンや基本的なUIはそのままだが、今まで白だった背景カラーがほぼすべて黒に反転しており、逆に黒要素だったボリュームバーや文字などが白に変更されている。
App Storeの画面や地図アプリもこのように。
キーボードもダークモード仕様に置き換えられており、全体的に黒ベースなシックデザインとなっている。
もちろんiPadでも利用可能。「スペースグレイ」のiPadで活用するといいかもしれない。
ただし、このダークモードは少々残念な点もある。まずはサードパーティ製アプリが対応していないこと。
ダークモードをオンにした状態で、このサードパーティ製アプリを開くと、アイコンのカラーや画像などすべてのUIで色が反転してしまいとても見辛い画面に。こればかりはサードパーティアプリが対応するのを待つしかないだろうが、わざわざ「スマート反転」用にUIを作ってくれるかどうかは不明。
あとはミュージックアプリのアルバムアート画像の写真が反転されたり、ホーム画面のDockのカラーが青色になってしまうなど。今後のiOSの開発状況で修正されたり、変更されることもあるだろうが、少なくとも現状の仕様のままだと普段使いにはムカなさそう。
この「スマート反転」機能は、視覚に障害を持つユーザーのために作られた「色を反転」機能に、新機能として追加された形。
設定方法は、iOSの「設定」アプリから[アクセシビリティ]を選択し、[ディスプレイ調整]に移動。すると、「クラシック反転」「スマート反転」の2種類が用意されているので、「スマート反転」を選択するだけ。ちなみに、従来の「色を反転」は「Classic Invert(クラシック反転)」に名前が置き換えられている。
以下に、EverythingAppleProが公開しているハンズオン動画を載せておくので、ダークモードの詳細が気になっている人はぜひ一度視聴を。