本日、Appleは米サンノゼで開発者向けイベント「WWDC 2017」を開催。世界中から多くのデベロッパーが集結した同イベント内で、多数の新型ハードや新OSが発表された。
その中で、Appleは「iPod Hi-Fi」以来となる新型スピーカー「HomePod」を発表している。
「HomePod」は以前から噂されていた通り、「Amazon Echo」や「Google Home」といったホームデバイスに対抗したSiri搭載ホームデバイス。
「Mac Pro」のような円筒形をしたデザインが特徴だが、中にはあ7基のツイーターや4インチのウーファーが内蔵。さらに、部屋中に音を響かせるためにビームフォーミングオーディオやノイズキャンセル機能が搭載される。これのために、「iPhone 6」で採用されたA8プロセッサが搭載されるとのこと。
同スピーカーは、設置した場所からどのように音を出せば部屋中に響くかを計測し、常に最適な音響環境を設定してくれるスマート機能が搭載されているようだ。
もちろん「Apple Music」に対応しているため、同サービスに加入しているユーザーは常に音楽が聴き放題。
そして、重要なのが音声アシスタント「Siri」が搭載されているということ。「Hey Siri」に対応し、iPhoneやiPad同様に天気予報やタイマー機能を設定できるほか、ニュースを聞いたり、交通情報を尋ねることもメッセージを作成したりリマインダーを作成したりと、ユーザーの生活をあらゆる面からサポートすることが可能だという。
さらに、ホームデバイスであることからHomeKitへも対応する。搭載された6つのマイクでユーザーの声を拾い、家にあるHomeKit対応デバイスを操作することが可能だ。
「HomePod」のカラーラインナップは、スペースグレーとホワイトの2色。どちらも349ドルで販売される予定だが、残念ながら日本国内での販売は現時点ではなし。まずは、アメリカとイギリス、そしてオーストラリアで12月に販売が開始される予定だ。