本日、AppleはApp Storeにおけるデベロッパーの累積収益が、700億円を突破したことを発表している。
App Storeは2008年にサービスの提供が開始されて以降、毎年着々と成長を続けており、アプリのダウンロード数は過去12ヶ月だけでも70%増加、サブスクリプション契約も25の全てのカテゴリで利用できるようになり、その契約者は58%も増加したという。
Appleによると、世界中のアプリ開発者は155カ国に向けてアプリを提供しているという。カテゴリ別では、ライフスタイルやヘルスケア関連が過去12ヶ月で70%以上の成長。そして、写真や動画関連に関しては約90%の伸びを記録。あらゆるカテゴリで成長していることをアピールしている。
ちなみに、この手の発表は例年であれば「WWDC 2017」の基調講演でアナウンスされることが多い。なぜWWDCを前にこのような発表をしてきたのかは疑問だが、もしかすると今年の発表内容に関係しているのかもしれない。
というのも、今年のWWDCは例年と違い、新しいハードウェアや従来製品のアップグレードの発表が予定されているから。これはあくまで噂ベースの話でしかないが、Siri搭載スピーカーや、新型「iPad Pro」や「MacBook Pro」「MacBook」の発表が予想されている。
これらに加えて、例年通り次期iOSやmacOSを発表するとなると、イベントの時間が足りない可能性が高い。Appleはこれを考慮し、前もって今回の情報を公開したのかもしれない。
今年のWWDCは2017年6月5日から5日間にわたって開催されることが発表されている。そして、注目の基調講演は6月5日午前10時(日本時間6月6日午前2時)から実施される予定。当日はライブ配信が行われる予定なので、誰でも視聴することが可能だ。詳しくはこちらの記事から確認してほしい。