Appleが毎年6月頃に開催している「WWDC (The Apple Worldwide Developers Conference)」は通常、デベロッパー向けイベントとして開催されるため、次期OSやソフトウェア関連の発表であることが多いわけだが、今年の「WWDC 2017」は近年稀に見るハードウェアの発表イベントになるかもしれない。
米Bloombergは、今年のWWDCでは「MacBook Pro」を含む複数の新型MacBookが登場する予定であると報じている。
「MacBook Pro」や「MacBook」など、MacBookシリーズ全てがアップグレードか
Bloombergは、Appleの事情に精通している情報筋からの話として、同社が3つの新しいラップトップ端末のリリースを計画していると報じ、新型端末の登場が近いと伝えている。
新しく登場する可能性のある端末は、プロ向けのハイエンド端末「MacBook Pro」と、コンパクトモデルの12インチ「MacBook」、そして「MacBook Air」の3モデル。
いずれもデザイン変更を伴わない、端末性能のアップグレードに収まる可能性が高く、より高速な処理能力を持つプロセッサが搭載される予定であるとのこと。「MacBook Pro」に搭載されるプロセッサはIntel社製のKaby Lakeであるとも報じている。
「MacBook Pro」シリーズのアップグレードに関しては、KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が述べていたように、今年中にKaby Lakeプロセッサや32GBのRAMが搭載されたアップグレード版「MacBook Pro」が登場する可能性がある。
ただし昨年10月から11月に発売したばかりの端末を、たったの半年程度でアップグレードするというのはAppleの戦略として若干違和感も感じる。しかも、デベロッパー向けイベントの「WWDC」で発表するというのも違和感アリアリだ。
ましてや今回のWWDCでは「Google Home」のようなホームスピーカーが発表されるという噂もある。さらには、ホームボタンが廃止されたベゼルレス「iPad Pro」が登場するという話も。
Appleのリーク情報でお馴染みのMing-Chi Kuo氏によると、このホームスピーカーが発表される可能性は50%以上、「iPad Pro」の登場はなんと70%以上。もしこれらに加えて、各種MacBookが発表されたら、「WWDC 2017」は大豊作になりそう。
個人的な見解を述べると、「MacBook Pro」の登場はさすがに早すぎるため、WWDCで同端末のアップグレードモデルが発表される可能性は低いと考えている。
ただし、12インチ「MacBook」に関しては、1年以上アップグレードされていないことから、新型モデルの登場はあるかもしれないと感じている。ただし、大きなアップグレードは望めず、プロセッサの能力が若干向上する程度だと思うが。
皆さんは、来月に開催される「WWDC 2017」で何が発表されると予想するだろうか。「WWDC 2017」は6月5日から9日までの5日間にわたって開催される予定。注目の基調講演は6月5日の午前10時(日本時間では6月6日深夜2時)に行われる。
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