「iPhone 6s」シリーズで初めて導入された「Live Photos」機能は、当初は”生きた写真”を取ることができると話題にはなったが、なかなか活用できる機会が少なく、現時点ではほとんどの写真が写真アプリの中でお蔵入りになってしまっていることだろう。
しかし、Appleはそんな「Live Photos」の魅力をもっと広めることができるツールの提供を始めた。
本日、Appleは「Live Photos」をWEBサイトに埋め込むためのAPI「LivePhotosKit」を公開したことをデベロッパー向けサイトで発表。すでに利用することが可能になっている。
「LivePhotosKit」を使ってWebサイト上に「Live Photos」を埋め込むことができるように
Appleが公開した「LivePhotosKit」はJavaScriptベースのAPI。これを利用することでWebサイト上に簡単に「Live Photos」を埋め込むことができるようになる。
このキットはmacOSのSafari、Chrome、Firefoxと互換性があり、WindowsではChrome、Firefox、Edge、Internet Explorer 11の各ブラウザに対応し、埋め込まれた「Live Photos」を見ることが可能。
「Live Photos」は、「iPhone 6s」シリーズから利用できるようになった新しいカメラモード。撮影した瞬間の前後1.5秒ずつ、合計3秒間を動画撮影することによって、”生きた写真”を撮影することができる機能だ。
「Live Photos」は、まだ対応する端末が少ない上に、対応サービスもごく限られているため、利用できる機会が意外と少なかった。だが、今後は、APIを活用することでウェブサイト上で”生きた写真”を掲載することができるように。
僕の環境で試してみたが、iOS端末だけでなくAndroid端末でも閲覧することが可能だった。
ユーザーは「Live Photos」の右上に出た「LIVE」と書かれたボタンにマウスカーソルを乗せるか、スマホやタブレットでは画像を長押しするだけで閲覧することができる。
使い方次第では面白い表現ができるかもしれないので、興味のある方は「LivePhotosKit」を活用してみてほしい。「LivePhotosKit」のデベロッパー向けサイトはこちらからどうぞ。
[ via MacRumors ]