4月11日未明、Appleは最新iOSベータ版である「iOS 10.3.2 beta 2」を開発者向けにリリースした。
同バージョンは現時点で大きな変更点は見つかっていないが、32bitプロセッサを搭載している「iPhone 5 / 5c」と「iPad (第4世代)」のサポートが継続されていることが明らかになっている。
32bit端末用の復元イメージが利用可能に
前回リリースされた「iOS 10.3.2 beta 1」では、32bit端末用の復元イメージが含まれていなかったことから、32bitのプロセッサを搭載している「iPhone 5 / 5c」と「iPad (第4世代)」の端末のサポートが終了するのではないかと噂されていた。
しかし、今回リリースされた「iOS 10.3.2 beta 2」では上記端末の復元イメージが利用できるようになっていることから、32bit端末のサポートが継続される可能性が高くなっている。よって、今のところは「iPhone 5 / 5c」そして「iPad (第4世代)」を使い続けることに問題はないとも言える。
ただし、今回の「iOS 10.3.2 beta 2」でサポートが継続されたからといって、正式版「iOS 10.3.2」でサポートが継続されるかどうかは分からない。また、昨日には開発者のSteven Troughton-Smith氏が「将来的には32bitプロセッサのサポートが終了する」と発言していることから、いずれはサポートが打ち切られると考えた方が良いだろう。
一番可能性が高いのは今年の秋にリリース予定の「iOS 11」から。もしサポート外になってしまった場合、今後のアップデートはほとんど望めないことから新機能が使えないばかりでなく、セキュリティ面の問題が発生する可能性がある。そのため、もし可能であればサポート外になる前に64bit端末に乗り換えを行うことをお勧めする。