先日、Appleは10月末に発売することを発表していた「AirPods」を、約2ヶ月遅れとなって販売を開始した。
Appleのあまりに雑な販売スケジュールに、消費者は多少の怒りを感じていたはずだが、今度はディスプレイの方も発売が遅れる見込みだ。
新型「MacBook Pro」用の5Kディスプレイ、発売の目処が立っていない模様
9to5Macによると、AppleとLGが先日のスペシャルイベントで発表した「LG UltraFine 5K Display」は、現時点で発売日が確定できておらず、「12月に発売する」という当初の発売スケジュールから遅れていることを、LGの広報担当者が認めた。
発売が遅れている理由については明らかになってはおらず、またいつ頃に発売する予定なのかも現時点では不明。「MacBook Pro (Late 2016)」を購入した人からは、またもや大きな”ため息”が聞こえてきそうだ。
現在Apple公式サイトでは「MacBook Pro (Late 2016)」関連のアクセサリが値下げ価格で提供されている。
この対象アクセサリに「LG UltraFine 5K Display」が含まれており、年内に購入すれば値下げ後の価格で購入できる発表されている。同キャンペーンを利用すれば通常129,800円のところ、3万円引きの97,800円で購入することが可能になるはずだ。
ただ、発売しないことには購入することもできない上に、2016年も残り10日ほどと日数的にかなり少ない。
もし12月中にリリースすることができない場合は、さすがに値下げ期間が延長されるとは思うが、Appleから正式な発表がない限り、「LG UltraFine 5K Display」に限っては値下げ価格が適用されない可能性もあるのだ。
今回の件はLGに問題があると思われるので、おそらくAppleに非はないと思うのだが、それにしても最近のApple製品は、発売から実際にユーザーが手に入れるまで、あまりに長い日数が必要だったり、そもそも発売自体が遅れすぎている。
これではどんなに良い製品を発売したとしても、人によってはApple製品の購入を諦めてしまう人も中に入るはずだ。しかも、決算の内容から分かる通り、Appleは以前のように誰もが欲しがるような製品を作ることができていない状況を考えると、せめて発売スケジュールはある程度守るべきだとは思う。
ちなみに、LGのディスプレイには「LG UltraFine 4K Display」という4Kディスプレイも存在するのだが、発売から2ヶ月以上たった今でも、出荷まで「4-6週間」もかかっている現状。こちらも製造が追いついていないようだ。
おそらく「LG UltraFine 5K Display」も発売と同時に多くのユーザーが購入すると思われるので、購入を考えている人は発売と同時に速攻で購入しておいた方が良さそうではある。