リリースまであと5日に迫った任天堂のゲームアプリ「スーパーマリオラン」だが、同ゲームアプリの重要な仕様の一つが明らかになった。
Mashableによると、同アプリは「オフライン環境」では動作しないように設計されていることが判明。つまり、プレイするにはWi-Fi、もしくはモバイルデータ通信下のインターネット接続環境で利用する必要があるとのことだ。
スーパーマリオランを「海賊行為」から守るため
これを明らかにしたのは、任天堂のレジェンド宮本茂氏。同氏はMashableのインタビューにおいて、なぜこのような仕様にしたのかを説明している。
宮本氏によると、オフライン環境でプレイできないように制限を加えた理由は「著作権を守るため」。
最近ではスマホアプリのコンテンツを盗作したり、勝手に改変したりと様々な悪意のある行為が横行している。俗に言う「海賊行為」を守るために、同アプリはオンライン環境でのみプレイ可能にしているという。
プレイ可能かどうかは全て任天堂のサーバーを経由することで判断され、もし仮にユーザーが正規のアプリでないもので接続してきた場合は、認証が行われずプレイができない。iOS版アプリが先行で配信される理由には、このセキュリティ絡みの問題があったからだと同氏は説明している。
ちなみに、開発当初はオフラインモードの導入も検討していたようだが、通常モードとも呼べる「ワールドツアー」以外の「王国づくり」「キノピオラリー」モードに関しては、オンラインによるセーブが必須だったことから、結果的に全てのコンテンツをオンライン環境で提供することを決めたとのことだ。
オンライン環境でしかプレイできないということは、電波の入らない地下やトンネル内ではプレイできないことになる。最近では地下鉄などでも電波が飛び交うようになったため、問題なく使えるケースもあるが、これに落胆するユーザーもいるかもしれない。
僕もその一人だが、もともとゲームは家でプレイする派なので大人しく家にいるときにぽちぽちプレイするようにしようと思っている。
リリースは12月15日とあと少し。価格等も判明しているので、リリースを待っている人はあと少しの辛抱だ。