テレビやディスプレイなど4Kの高画質解像度が当たり前になりつつある昨今、動画サイトも高画質化が必要だ。
これらの状況を踏まえて、各動画サイトは徐々に高画質化を推進している状況だが、2016年1月に発表していた通り、YouTubeは他より先んじて、HDR(ハイダイナミックレンジ)動画のサポートを開始したことが明らかになった。
HDRをサポート 良い綺麗な画質で動画を楽しめるように
「HDR」技術は、明所と暗所のそれぞれの色を際立たせることによって、コントラストを強調。4Kなどの高画質と合わせることによって、全体的に画質を高めることができる技術だ。YouTubeは早くから4K動画のサポートを行なっており、これと合わせてHDR画質に対応する。
だが残念ながらYouTubeに限らずHDR動画を視聴するには、ハード側(例えばディスプレイなど)が同技術に対応していることが必須になるため、自身が持っている今のデバイスでは視聴できない可能性が高い。
ただ、Googleが先日発表したばかりの「Chromecast Ultra」などHDR対応するデバイスも今後着実に増えていくのは明らか。そういう意味では、将来を見据えてHDRに対応したという点では非常に評価できることだ。
わざわざYouTuneのHDR動画を見るだけにディスプレイを買い換える人はいないとは思うが、今後のスタンダードは4K解像度とHDR画質。もし近々ディスプレイの購入を考えているならば、この機会にこれらに対応したモデルを購入してみてはどうだろうか。
ちなみに、HDR画質を試しに視聴できるデモ動画が公開されている。もしHDR対応のデバイスを使用しているようだったら、いち早く高画質な動画を楽しんでみてはどうだろうか。
[ via TechCrunch ]