ASUS「Zenbook DUO」最新モデルをレビュー。2画面OLEDとCore Ultra X9の実力をチェック

ノートPCなのに画面が2枚ある。しかも、キーボードを外して2画面を並べたり、縦に配置したり、スタンドを使ってデスクトップPCのように広げたりもできる。ASUSの「Zenbook DUO」は、ひときわ個性的なノートPCだ。

PC好きからの評判も上々で、以前このPCについて話していた友人からは「こんなのカフェで取り出して作業してたら、カッコよすぎでしょ!」と言われたこともある。確かに、2枚のOLEDディスプレイを広げてバリバリ作業していたら、かなり目を引きそうだ。

そんな話題性もある「Zenbook DUO」の最新モデル「UX8407」をしばらく使ってみた。2026年モデルでは、インテルの最新プロセッサー「Core Ultra X9 388H」を搭載し、2枚の14インチOLEDディスプレイも144Hzに対応。バッテリーも99Whに大型化するなど、先代から大きな進化を遂げている。

今回は2画面を実際の仕事で使いながら、Core Ultra X9 388Hの処理性能や内蔵GPU「Arc B390」の実力もチェックした。

(※レビューに使用した評価機は海外モデルで、日本販売モデルとは一部仕様や構成が異なる可能性があります。)

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14インチOLEDを2枚搭載。用途に合わせてスタイルを変えられる

「Zenbook DUO UX8407」は、2枚の14インチOLEDディスプレイを搭載したノートPCだ。各ディスプレイは2,880×1,800ドット、144Hzに対応し、100% DCI-P3やDisplayHDR True Black 1000、Pantone認証など、画質にもこだわっている。

2枚のディスプレイを広げて使えば、上下に異なるアプリを表示できる。例えば上の画面でブラウザを開き、下の画面で原稿を書いたり、資料を表示しながら別の画面で作業したりといった使い方ができる。

キーボードは着脱式のBluetoothキーボードで、通常のノートPCとして使う場合は下側のディスプレイに重ねて収納する。キーボードを外せば、2画面をそのまま表示できるほか、本体背面のキックスタンドを使って2画面を横並びにすることも可能だ。

本体重量は約1.35kg、キーボード込みで約1.65kg。2枚のディスプレイを搭載していることを考えると、持ち運べるサイズに収まっている。

2026年モデルでは筐体も見直され、従来モデルより小型化。画面間の隙間も約70%縮小されており、2枚の画面を並べたときの一体感も高まっている。

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Core Ultra X9 388H+Arc B390の性能をチェック

今回試したモデルは、インテルの「Core Ultra X9 388H」を搭載する上位構成。16コア/16スレッド、最大約5.1GHzで動作するCPUで、メモリは32GB LPDDR5X-9600、ストレージは1TB SSDを搭載する。

GPUは外付けのグラフィックスカードではなく、CPU内蔵の「インテル Arc グラフィックス B390」だ。NPUも搭載しており、最大50TOPSのAI処理性能を備える。

Cinebench 2026でベンチマークスコアを計測したところ、シングルスレッド519、マルチスレッド3565を記録した。Core Ultra X9 388H搭載機としても高い水準で、2画面を使って複数のアプリを同時に動かす「Zenbook DUO」との相性もいい。

実際に仕事で使ってみても、片方の画面でブラウザや資料を表示し、もう片方で原稿を作成するといった使い方がしやすく、複数のアプリを開いた状態でも動作は軽快だった。2画面を常時使うZenbook DUOだからこそ、こうしたマルチタスクを支える処理性能は重要だと感じた。

さらに驚いたのがゲーム性能。外付けGPUを搭載していないにもかかわらず、『バイオハザード レクイエム』『DOOM: The Dark Ages』『PRAGMATA』などのAAAゲームが想像していた以上に滑らかに動作した。さすがに高性能GPUを搭載したゲーミングPCと同じような性能までとはいかないが、内蔵GPUだけでここまで動くのか、と感じるレベルだ。

従来の薄型ノートPCでは、ゲームをプレイする場合は画質設定を大きく下げたり、そもそもプレイを諦めたりすることも多かったが、Arc B390を搭載する「Zenbook DUO」なら、普段は仕事用PCとして使いつつ、息抜きにゲームも楽しめる。

3DMark Time Spyのスコアは6955。

ゲーム以外でも、写真の編集や動画関連の処理など、CPUやGPUに負荷のかかる作業を試したが、日常的な作業から少し重めの処理まで幅広くこなせる印象だった。

2枚のOLEDディスプレイを搭載するだけに、バッテリー持続時間も気になるところだが、「UX8407」では99Whの大容量バッテリーを搭載する。

公称では動画再生で約19時間前後とされており、従来モデルの約75Whから容量も大きく増えている。もちろん2画面を常時点灯して高負荷な作業を続ければ駆動時間は短くなるが、モバイルノートとして使ううえでバッテリー容量に余裕があるのは心強い。

インターフェースもThunderbolt 4対応USB Type-C×2、USB Type-A、HDMI 2.1、3.5mmオーディオジャックを備えており、薄型ノートPCとしては拡張性も十分だ。

2画面を活かせる人なら、仕事からゲームまで幅広く使える

「Zenbook DUO UX8407」は、2枚のOLEDディスプレイを搭載したユニークなノートPCというだけでなく、Core Ultra X9 388HとArc B390によって、処理性能にも余裕を持たせたモデルだ。

実際に使ってみると、2画面を使った原稿作成や資料確認といった仕事はもちろん、画像編集や複数アプリを同時に動かす作業も快適だった。

そして意外だったのが、外付けGPUを搭載していないにもかかわらず、『バイオハザード レクイエム』などの本格的なゲームを比較的快適にプレイできたことだ。薄型のデュアルスクリーンノートでありながら、ゲームまである程度こなせるのは、2026年モデルならではの進化を感じる部分だった。

2画面を活かして複数の作業を同時に進めたい人はもちろん、仕事にも使える高性能なノートPCで、ゲームやクリエイティブ作業も楽しみたい人にも向いているだろう。

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