本日、Appleは待望の「iOS 10.1」をリリース、日本国内において「Apple Pay」のサービスが正式に開始された!
「Apple Pay」を使うには、本日リリースされた「iOS 10.1」をインストールする必要があるわけだが、それとは別にiOS端末へのクレジットカード(もしくはプリペイドカード)の登録が必要になる。
登録の仕方については、ぜひ以下の記事をご覧いただきたいのだが、今回はiPhoneに登録できるクレジットカードについてまとめておこう。
クレジットカードや決済方式によって利用できる場面とそうでない場合があることに注意
日本における「Apple Pay」は、実は海外のサービスと若干仕様が異なるのはご存知だろうか。日本ではFeliCa形式による決済方式に対応しており、「Suica」と「iD」「QUICPay」の3つのサービス、いずれかを使って決済することになる。
利用できる場面は、FeliCaが利用できる店舗(例えばコンビニやレストランなど)や、電車やバスなどの交通機関の乗り換えなど多岐にわたるが、残念ながらFeliCaに対応したおかげで、海外に自分のiPhoneを持って行っても「Apple Pay」を利用することができない。
もし海外で「Apple Pay」を使いたいなら、海外で販売されているiPhoneを購入するしか方法はなく、また海外で売られているiPhoneも日本では使えないのが現状だ(この点に関してはAppleに改善を求めたい!)。
その他にもiOSやMacのSafariやアプリでも「Touch ID」を使って決済できるようになり、クレジットカードを財布から取り出さずとも購入が完了するようになる。
ただ、これらのサービスを利用するには「Suica」、もしくは以下のクレジットカードをiPhoneに登録する必要がある。
iD |
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QUICPay |
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以上が、現状利用できるクレジットカードの一覧。
ちなみにSuicaへのオートチャージを利用するには、ビューカードが発行するクレジットカードや、ビッグカメラSuicaカードなどの登録が必要。残念ながらこのほかにオートチャージをする術はなさそう。
ただし、上記のクレジットカードから、iPhoneに登録したSuicaにチャージすることは可能(VISA以外)。もちろん残高も調べることができるので、定期的にクレジットカードでチャージしておくといいだろう。
ちなみに、これらのクレジットカードでも全ての場面で利用ができるようになるわけでもない。例えば「VISA」カードに関してはWEB上やアプリ上で決済ができないなどの制約がある。もちろん「VISA」カードを使ってSuicaへのチャージもできないのでその点は注意。
また、クレディセゾンなど上記表に掲載されている会社が発行したAMEXカードなら登録できるとのことだが、アメリカン・エキスプレスが発行したクレジットカードに関しては登録すらできないとのこと。このあたりに関しては今後の対応次第で利用できるようになると思う。
現状、「Apple Pay」がフルで利用できるようになるのは今年9月に発売になった「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」、そして「Apple Watch Series 2」のみ。その他の端末については条件付きで使えることになっているが、全てのモデルで使えるわけではない。詳しくは以下の表を確認。