
生成AIを活用した画像・動画の生成ツールは、ここ1〜2年で数を増やしている。最新のAIモデルを採用することで、一定水準のコンテンツを比較的簡単に生成できるサービスも珍しくなくなった。
今回は、そうしたAI生成サービスのひとつである「AIEase」を紹介する。AIEaseはWeb上で利用できるオンラインツールで、画像・動画の生成から編集までをまとめて扱える点が特徴だ。本ツールでは画像と動画の両方を生成できるが、本稿では画像生成機能に絞って見ていく。
(提供:AIEase)
AIEaseの概要と基本的な使い方
AIEaseはWebブラウザから利用でき、写真のアップロード、あるいはテキスト入力を起点に各種AIツールを使える。生成や編集はクレジットを消費して実行する仕組みだ。
有料プランではサブスクリプションと従量課金を選択可能。生成したデータは7日以内に自動削除され、商用利用にも対応している。
メイン機能のひとつである「テキストから画像へ」では、使用するAIモデルを選択し、プロンプトと画像比率を指定するだけで画像を生成できる。モデルによって消費クレジットは異なり、「Nano Banana」は8、「Seedream 4.5」は10といった具合だ。

今回は「Nano Banana」を選択し、16:9の比率で「ノートPCで作業する日本人ビジネスパーソン、明るいオフィス、写実的」というプロンプトを入力して画像を生成してみた。UIは英語表記だが、日本語で入力したプロンプトも問題なく解釈され、生成自体はスムーズだった。生成にかかった時間は約30秒ほど。

生成された画像は構図の破綻が少なく、Web用素材やSNS投稿向けのビジュアルとして十分に使えるレベルにまとまっている。プレゼン資料用のイメージ画像の作成などにも使えそうだ。

また、生成後の画像に対して追加指示を出し、内容を調整することもできる。試しに「奥にいる人物を5人に増やして」とプロンプトを追加したところ、手前の人物はそのままに、背景側の人物のみが5人に増えた。
画像編集機能の使い勝手

AIEaseには、オブジェクト除去や背景削除といった画像編集系の機能も用意されている。処理は範囲を大まかに指定するだけで実行でき、結果が返ってくるまでの時間も10秒前後と短い。

先ほど生成した画像からマグカップを削除してみたところ、別のものが生成されたり、影の処理に僅かな違和感はあるものの、対象物自体は消去された。Photoshopのように細部まで調整する用途には向かないが、「不要な要素を取り除きたい」「最低限整えたい」といった場面では手軽に使えそうだ。
なお、これらの機能は無料でも試せるものの、無料版では生成回数に制限があり、一部ツールではダウンロード時に透かしが入る点には注意が必要だ。また、クラウド上で処理を行うため、ネット接続は必須となる。
まとめ
AIEaseは、生成AIを使った画像制作を効率化するためのツールと言える。最新モデルの性能を前面に押し出すタイプではなく、操作を簡略化し、一定水準の結果を短時間で得ることに重きを置いた設計だ。
高度な表現や細かな調整を求める用途には専用ソフトが適しているが、Web記事用の素材作成やSNS向け画像の用意など、スピードを重視する場面では実用的な選択肢となる。生成AIを試してみたいが、設定や操作に時間をかけたくない人は、試しに使ってみてはどうだろうか。

