Meta、VR会議サービス「Horizon Workrooms」2026年2月で終了

Metaは米国時間2026年1月15日、VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ向けに提供してきたバーチャル会議サービス「Meta Horizon Workrooms(旧:Horizon Workrooms)」を、2026年2月16日をもって終了すると発表した。

公式ヘルプセンターによると、終了日以降はWorkroomsにアクセスできなくなり、同サービスに関連付けられたデータはすべて削除される。Metaは、必要な情報がある場合は終了日までにデータを確認・ダウンロードするよう呼びかけている。

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Meta Horizonの進化に伴いスタンドアローン提供を終了

MetaはWorkroomsについて、「人々が集まり、仕事やコラボレーション、つながりを生み出すために、Meta Horizonがどのように役立つかを体現するアプリだった」と説明している。その一方で、Meta Horizon自体が、より幅広い生産性向上アプリやツールを支えるソーシャルプラットフォームへと進化したことを挙げ、Workroomsを単体アプリとして維持する意義が薄れたと判断し、提供終了に踏み切ったという。

終了日までの間、ユーザーは以下の方法で自身のデータにアクセスできる。

  • workrooms.workplace.comにログインすると、プロフィール情報や自分のルームに関する情報を確認できる
  • accountscenter.meta.comにログインすると、ミーティング情報などの追加データを確認・ダウンロードできる
  • 組織管理のMetaアカウントを利用している場合は、管理者の許可があればデータのダウンロードが可能
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代替手段として複数のVRアプリを案内

Workrooms終了後の代替手段として、MetaはいくつかのVRアプリを案内している。

パーソナルオフィスでRemote Desktop機能を利用していたユーザーには、「Meta Quest Remote Desktop」アプリの利用を推奨する。また、VR空間でのミーティングやコラボレーション用途としては、「Arthur」「Microsoft Teams Immersive」「Zoom Workplace」など、Meta Horizonストアで提供されているアプリを挙げている。

このほか、Meta Horizonのワールドを通じて、友人や家族、コミュニティとの交流は引き続き可能だとしている。

VRオフィスの先駆けとして「Horizon Workrooms」が果たした役割

Horizon Workroomsは、Metaが提供していたVR向けのバーチャル会議・コラボレーションツールだ。Meta Questヘッドセットを装着し、仮想のオフィスや会議室に入り、アバター姿で同僚と「同じ空間にいる」感覚で仕事ができる点を特徴としていた。2021年のベータ公開から、約4年半にわたって運用されてきた。

コロナ禍によるリモートワーク需要の高まりを背景に、「VRで次世代の働き方を実現する」試みとして注目を集めた。空間オーディオやアバターによる臨場感、PC画面を仮想の大画面で共有できる機能、物理キーボードやマウスをそのまま操作できるMixed Reality機能、無限に使える仮想ホワイトボード、カスタマイズ可能な個人用仮想デスクなどを備えていた。後期にはZoom連携も強化され、VRヘッドセットを持たないユーザーが一部参加できる仕組みも導入されていた。

「画面越しのビデオ会議ではなく、本当に近くで一緒に仕事をしている感覚」を目指したVR版オフィスツールだったが、広範な普及には至らなかった。Metaは機能をより包括的なプラットフォームである「Meta Horizon」へ統合する方針へ転換し、2026年2月16日をもってスタンドアローンアプリとしての提供を終了する。

VRビジネスコラボレーションの先駆けとして一定の役割を果たしたものの、技術や市場の変化とともに、その歴史に一区切りをつけることになった。

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(画像提供:Meta)

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