
エコバックスジャパンは、オンラインストア限定の新型ロボット掃除機「DEEBOT T80 OMNI」を7月31日に発売する。価格は税込149,800円。最上位モデルにのみ搭載されていたOZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステムをミドルレンジ帯に初めて導入し、価格と性能のバランスを重視する層に向けた一台に仕上げている。
本体の高さはわずか9.8cmとコンパクトながら、清掃性能には妥協がない。吸引・水拭き両対応で、細かいホコリから頑固な汚れまで対応できるほか、家具下へのアクセス性も高い。リビングや寝室など、家庭内のあらゆる場所での“抜け”のない清掃を意識した設計となっている。
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高圧モップとAIによるスマート清掃、そして実用性

注目すべきはやはり、エコバックス独自の「OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム」だ。最大3,700Paのモップ圧と、1分あたり200回の高速スクラブにより、従来の振動式モップや二重プレート構造を大きく上回る圧力でフローリングに密着。拭きムラや汚れの再付着といった課題にも、モップの自動洗浄とすすぎ機能が対応する。
加えて、壁際の清掃精度も強化されている。TruEdge 2.0と3Dエッジセンサーの組み合わせにより、部屋の隅にぴったりとフィットする動きを実現。ローラーモップが自動で伸縮し、サイドブラシと連動して壁際や角のホコリも取り逃さない。

また、AIVI 3D 3.0 OMNI-Approachと呼ばれる最新のAIシステムも本機の大きな特徴だ。Vision Language Model(VLM)を活用した視覚認識で、家具やコード、ペット用の食器といった障害物を判別し、リアルタイムで最適な行動を選択する。立体センサーと連携することで、空間全体を立体的に把握し、障害物を避けつつ効率的に清掃を行う。従来機よりもさらに人間に優しい動作設計になっている。
ZeroTangle 3.0では、ARClean Anti-TangleブラシとV字スパイラルブラシの組み合わせにより、髪の毛の絡まりを抑え、ブラシ周辺の手入れ頻度を大幅に軽減した。

ステーション側にも改良が入っている。温水洗浄2.0機能では、モップの洗浄温度を自動で調整し、無駄を省いた効率的な洗浄を行う。さらに、45℃の熱風でモップを約2時間で乾燥。カビや雑菌の発生も抑制される。メンテナンス面でも手がかからず、洗浄トレイは最大150日間の自動管理に対応している。
▼ DEEBOT T80 OMNI スペック
- 本体サイズ:353×351.5×98mm
- 最大吸引力:18,000Pa
- 水拭き方式:OZMOローラー定圧式常時洗浄
- 障害物回避:AIVI 3D 3.0 Omni-Approach
- バッテリー容量:6,400mAh
- 清掃モード:吸引、水拭き、吸引+水拭き、吸引後水拭き
- ダストボックス容量:220mL
- 価格:税込149,800円
DEEBOT T80 OMNIは、「ロボット掃除機=高額・高機能」という常識に対して、“適正価格で最上位級の技術を体験できる”という選択肢を提示した製品だ。妥協のない清掃性能と自動化を求める人にとって、非常に魅力的なモデルだ。「ロボット掃除機は初めてだけれど、しっかりとした1台が欲しい」という層には、ベストなモデルかもしれない。
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(画像提供:エコバックスジャパン)