
ARグラスを手がけるXREALは7月15日、同社製品の一部について価格改定を実施し、最大20%の値下げを発表した。
対象となるのは、主力製品の「XREAL Air 2」や上位モデルの「XREAL Air 2 Pro」、そしてAR向けスマートデバイス「XREAL Beam Pro」シリーズ。より多くのユーザーにAR体験を届けるための価格改定としている。
最大20%値下げ。より手に取りやすくなったXREAL製品群
今回の改定で最も価格が下がったのは、XREALのスタンダードモデル「Air 2」。これまで49,980円で販売されていたが、改定後は39,980円となり、約20%の値下げとなった。
上位モデル「Air 2 Pro」は6,000円引きの53,980円となっており、調光機能付きのレンズなど高度な仕様を備えつつ、手の届きやすい価格帯に近づいている。
また、ARデバイスとして高い注目を集める「XREAL Beam Pro」も価格改定を実施。以下は、改定後の価格一覧 (価格はいずれも税込)。
製品名 | 旧価格 (〜2025/7/14) | 新価格 (2025/7/15〜) | 値下げ幅 |
---|---|---|---|
XREAL Air 2 | 49,980円 | 39,980円 | -20% |
XREAL Air 2 Pro | 59,980円 | 53,980円 | -10% |
XREAL Beam Pro (6GB/128GB) | 32,980円 | 29,680円 | -10% |
XREAL Beam Pro (8GB/256GB) | 39,980円 | 35,980円 | -10% |
XREAL Beam Pro (8GB/256GB+5G) | 47,980円 | 43,180円 | -10% |
いずれもAmazonや楽天市場、XREAL公式サイトなどで購入可能だ。
Air 2 ProとBeam Pro、それぞれの魅力とは?

今回値下げされた「Air 2 Pro」は、同社の最新ARグラスで、レンズ透過度を0%、35%、100%の3段階で調整できる電子調光機能を搭載している。テンプル横の物理ボタンでワンタッチ切り替えが可能で、周囲の明るさに合わせて最適な視認性を確保。寝室のような暗所から、日中の屋外まで、どんな環境でも快適な映像視聴が可能だ。

「Beam Pro」は、Android 14をベースにXREALが独自開発したNebula OSを搭載。スマートフォンライクな操作性に加え、AR表示に最適化されたUI設計が特徴だ。
背面には5000万画素のデュアルカメラを搭載し、ARグラスでの再生に適した3D写真・動画の撮影も可能。Airシリーズと組み合わせれば、3Dコンテンツの再生からインタラクションまでをカバーする、没入型のARプラットフォームが完成する。
今回の値下げは、XREALのAR体験をより身近にするための戦略的判断といえる。特にAir 2は10万円超えが当たり前だったARグラス市場の中で、実用性と価格のバランスが取れたモデルとして注目されており、今回の値下げでその魅力はさらに際立つだろう。
(画像提供:XREAL)