
アンカー・ジャパンは6月26日、同社が販売するモバイルバッテリー4製品について自主回収を実施すると発表した。対象となるのは、2025年6月26日までに販売された特定ロットの製品。回収の理由は、サプライヤーによる「不適切な部材使用」が原因とする不備が新たに確認されたためだ。
同社は2024年9月からすでに一部製品の回収対応を進めていたが、今回の追加調査により影響範囲が広がった形となる。
対象製品は人気モデル中心、販売期間やカラーも拡大
今回回収の対象となるのは以下の4モデル。
- Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)
2025年6月26日までに販売された一部ロットが対象。対象かどうかはユーザーが専用のオンラインフォームでシリアルナンバーを入力することで判別できる。 - Anker Power Bank(20000mAh, 22.5W, Built-In USB-Cケーブル)
販売済みの全ロットが対象。従来の対象範囲に加え、今回新たに販売期間とカラーが拡大された。 - Anker MagGo Power Bank(10000mAh, 7.5W, Stand)
2025年6月26日までに販売されたすべての製品が対象。 - Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000)
こちらも全カラー・全販売期間が新たに対象となる。
いずれの製品も、国内外で人気の高いモデルばかりだ。特にMagGoシリーズは、MagSafe対応のiPhoneユーザーを中心に支持を集めていた製品群だけに、今回の回収は影響が大きいとみられる。
アンカー・ジャパンによれば、今回の不備は「サプライヤーによる部材の不適切な使用」が原因。具体的な不具合内容やリスクについては現時点では公表されていないが、「対象ユーザーには速やかにオンライン受付フォーム経由での確認・回収申請をお願いしたい」としている。
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(画像:アンカー・ジャパン)