Apple Causeway Bayは香港の賑やかなストアのひとつ【世界のApple Store 探訪 ー 香港編①】

Appleと歩く世界の街角ーー。連載企画としてスタートさせた、世界のApple Storeを巡ろう企画の第2弾。

前回は、ドイツの古都ドレスデンにある 「Apple Altmarkt-Galerie」 をご紹介したが、今回はもうすこし近場のApple Storeをご紹介。

香港の繁華街のひとつ、銅鑼湾にある巨大なガラスファサードで覆われた 「Apple Causeway Bay」 のレポートをお届けする。なお、前回から連載企画として 「海外のApple Storeに行ってきた」 シリーズをお届けしている。

基本は、筆者が訪れたストアを書いているが、もし読者の方のなかで国内外のストアを訪れた際のレポート記事を書いてくださる方がいたら、ぜひご一報いただけると嬉しい。

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香港で賑わうストアのひとつ 「Apple Causeway Bay」 にトラムで行ってみた

今回紹介する 「Apple Causeway Bay」 は、香港の繁華街 「銅鑼湾 (コーズウェイベイ)」 の複合施設 「希慎廣場 (Hysan Place)」 に入居する、Appleの大型直営店だ。

香港は大きく分けて、中国本土側の九龍半島と、もうひとつは香港島のエリアに分かれるが、「Apple Causeway Bay」 はその香港島に位置している。

銅鑼湾は、東京で言えば銀座や渋谷、原宿のような場所で、世界的ブランドの旗艦店からローカルデザイナーのショップまでが並び、タイムズスクエアやリーガーデンズなどの大型ショッピングモールも集まっている。観光客だけでなく、地元の人々にも人気があり、常ににぎわっている街だ。

アクセスも良好で、近くには香港トラムの波斯富街駅 (Percival Street) やバス停もあり、どこからでもスムーズにたどり着ける。

この日筆者は、取材前日に開催された歓迎会に参加するため銅鑼湾に行く予定だったことから、せっかくなら 「Apple Causeway Bay」 を訪れておこうと思ったのだ。

天気にも恵まれていたため、宿泊先の 「Best Western Plus Hotel Hong Kong」 から街をぷらぷらと歩きながら、途中で2階建てのトラムにも乗ってストアへと向かった。

訪れたのは3月下旬。日本ではまだ上着が必要な時期だが、さすが南国の香港、半袖でも十分暖かい (というか少し暑い)。窓から吹き込む心地よい風を感じながら、トラムに揺られて目的地へ向かう時間はちょっとした旅気分を味わえるひとときだった。

ちなみに、香港のトラムは距離・区間に関係なく一律料金で乗ることができ、2025年3月時点では3HKDだった (安い!)。運賃は降りるときに前方ドア前で支払って下車するルールで、交通系ICカード 「オクトパスカード」 があればSuicaのようにワンタッチで便利に支払うことができるのでオススメ。

そして、上記写真が 「Apple Causeway Bay」 の前景。全面が高さ9メートルのガラスで覆われていて、外から見渡せる開放的なデザインを採用している。

店内の構造は3階建て。各フロアがシームレスに繋がる設計になっていて、従業員もお客さんも自由に下の階と上の階を行き来することが可能だ。なお、オープンしたのは2012年12月で、香港では3店舗目のストアだったとのこと。

ちなみに、このときはちょうど1階の改装工事が行われており、グランドフロア (地上階) か2階からのみアクセスできる状況だった (香港における階数の数え方は、GF、1階、2階…日本で言う3階は香港では2階に相当する)。

店内にはいつものテーブルが置かれており、iPhone、iPad、Apple Watch、Macなどがずらりと並べられていた。GFも2階も製品だらけだったことから、日頃からたくさんのお客さんがストアを訪れてApple製品を手にとって試しているのだろう。Apple Vision Proを体験している人も数人見かけた。

2階の奥の方のテーブルには椅子が準備されていて、おそらくここでToday at Appleや修理の受付などをするものと思われる。

GFのフロント側には、植物が植っている円形の椅子がある。おじさんが旅に疲れたのかサンダルを脱ぎ捨てどっしりと座り、ため息をついていた。あなたも香港の街を歩き疲れたら、この椅子に座ってみては?

ストアの従業員の方に話を聞いたところ、観光客が多く訪れるのかと思いきや地元のお客さんが多く訪れるとのこと。ただそうは言っても観光客も他店舗に比べると多いそうで、たまにiPhoneを購入していく日本のお客さんもいるとのことだった。人気ナンバーワンはやはりiPhone。最近はiPhone 16eをチェックしに来る人が多いようだ。

昨日紹介したドレスデンのApple Storeがゆったりとした店舗であったのに対して、こちらは絶えずお客さんが出入りする人気店。従業員の方は忙しそうにしていた印象だった。

店舗名Apple Causeway Bay (Apple 銅鑼湾)
営業時間原則毎日:午前10時〜午後10時
住所Hysan Place
500 Hennessy Road
Causeway Bay
39793100 (Googleマップ / 
Appleマップ)
電話番号+852 3979 3100
ウェブサイトApple Causeway Bay

「Apple Causeway Bay」 の営業時間は、原則として毎日午前10時〜午後10時で営業している。たまに営業時間が短縮されることもあるとのことだったので、訪れる際にはぜひ事前のチェックを。

高層ビルで乱立した香港では、何か目印にできるものが少ないので、待ち合わせなどにピッタリ。もし 銅鑼湾 (Causeway Bay) で誰かと遊ぶ約束を取り付けたならApple Storeで待ち合わせをすると良いかもしれない。

なお、筆者は同ストアを訪れたあと翌日の取材会の歓迎会に参加させてもらった。すこしお酒が入っていたこともあり、ピントをうまく合わせられなかったが、それは撮影したiPhone 16eのせいではなく筆者の手ブレが原因なのでご容赦いただきたい。

また、夜には香港の 「100万ドルの夜景」 をビクトリア・ハーバーで観ることができた。年間平均で20万隻以上が航行するというこの湾は、確かにひっきりなしで船が往来していた。

昔はここに多数の日本企業が広告看板を出していたというが、いまはイオンくらいしか看板がないというのだから時代の流れを感じざるを得ない。

あと、香港中でたまに見かけるのが工事現場の竹製の足場。香港映画などでしか見たことがなかったが、本当にあんな細い竹で足場を組んでるんだなあと個人的には驚いた。

昨今は、安全面への配慮のため竹ではなく金属製の足場を段階的に導入する計画であるとのこと。近いうちに、竹製の足場を見られることも無くなるのかもしれない。

世界のApple Store探訪取材
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