
任天堂は、Nintendo Switchのシステムバージョン20.0.0への更新後、一部のユーザー環境において「エラーコード:2206-1015」が発生していることを明らかにした。この問題を受けて、5月2日に早くも修正版となるシステムバージョン20.0.1を配信し、問題への対処を促している。
「エラー2206-1015」 は何を意味するのか
「2206-1015」というエラーコードは、任天堂から公式な技術的解説はなされていないものの、ネットワーク通信系や本体機能の一部で異常が発生した際に表示されるケースが多い。今回の件では、システムバージョン20.0.0へのアップデート直後から、複数のユーザーから同様の報告が相次ぎ、Nintendo Switchが正常に起動できない、ゲームがプレイできないなどの支障が出ていたとの声も確認されている。
任天堂は5月1日に公式X (旧Twitter) アカウントを通じて、「現在、一部のお客様より、Nintendo Switchのシステムバージョン20.0.0に更新後、「エラーコード:2206-1015」が発生するというお問い合わせをいただいており、対応方法を検討しております。ご迷惑をおかけしますが、続報をお待ちいただきますようお願いいたします。」と、不具合の存在を認め、続報を待つよう呼びかけていた。
Nintendo Switchのシステムバージョン20.0.1の配信を開始しました。
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) May 2, 2025
システムバージョン20.0.0に更新後、「エラーコード:2206-1015」が発生する場合は、こちらのQ&Aをご確認のうえ、本体の更新(20.0.1)を行ってください。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。 https://t.co/lqXXR1TQM0 pic.twitter.com/BKOIbJofT5
わずか1日で修正バージョンを投入
対応表明からわずか1日後となる5月2日、任天堂はシステムバージョン20.0.1を配信開始。該当エラーが発生しているユーザーに対し、以下のような手順での本体更新を案内している。
通常の本体起動ではエラーの影響で更新がうまくいかない場合がある。そのため、任天堂は「メンテナンスモード」と呼ばれる特殊な起動手順で更新を行うことを推奨している。
- Nintendo Switchの電源をOFFにする
電源ボタンを3秒以上長押しし、「電源オプション」→「電源OFF」を選択。 - 音量ボタンの「+」と「-」を押しながら電源ON
音量ボタンを押し続けたまま電源を入れると、メンテナンスモードが起動。 - 「本体の更新」を選択
更新後、エラーが解消されているかを確認する。
この方法による更新で問題が改善される可能性が高く、任天堂も正式な対処法として案内している。
(画像:Nintendo)