
任天堂は4月30日、Nintendo Switch向けに 「本体システムバージョン (20.0.0)」 の配信を開始した。
同バージョンにアップデートすることで、購入済みのダウンロードソフトや追加コンテンツがより便利に遊べるようになる 「バーチャルゲームカード」 などに対応した。
本体アップデートで 「バーチャルゲームカード」 に対応

「バーチャルゲームカード」 は、Nintendo Switchのダウンロードソフトをパッケージソフトのように管理できる新機能だ。
従来までの方法では、ダウンロードソフトは内蔵ストレージに保存しておくことでいつでもゲームがプレイできるというメリットがあったが、一方で家族や友人にソフトを貸したり、2台目の端末でプレイする際に別途ダウンロードが必要になるなど手間がかかる部分があった。この煩わしさを解決したのがバーチャルゲームカードということだ。

今回のアップデートでは、購入済みのダウンロードソフトや追加コンテンツがバーチャルゲームカードになり、一覧で表示されるように。2台の本体を持っている場合には、バーチャル上でいずれかの本体にセットしたり、取り外すだけで遊ぶ本体を簡単に切り替えることが可能だ。

ニンテンドーアカウントのファミリーグループのメンバーに貸し出すのも簡単になった。最大8アカウントまで共有が可能で、最大14日間の期間が過ぎれば自動で返却される。返却後にもセーブデータは残るため、再びソフトを借りて遊んだり、自分でソフトを購入してプレイを続行することも可能だ。
バーチャルゲームカードに関して、詳しくは公式サイトを確認いただきたい。
また、今回のアップデートでは以下の変更も行われている。
- 「マイページ」 > 「ユーザー設定」 内に以下の項目を追加。
- 本人確認の設定:「バーチャルゲームカード」 のメニューに進むときに、ニンテンドーアカウントもしくは暗証番号で本人確認を行うように設定できる。
- オンラインライセンスの設定:この設定をオンにすると、本体がインターネットに接続されている間は、バーチャルゲームカードがセットされていなくても購入済みのダウンロードソフトを遊べる。
- 「設定」 > 「本体」 に 「Nintendo Switch 2 へまるごと転送」 の項目を追加。
Switchにあるセーブデータや画面写真等のデータを、ローカル通信でSwitch 2にまるごと転送できる。Switch 2購入前にSwitchを手放す場合、Switchのデータを一旦専用のサーバーに転送してからSwitch 2で受け取る方法も用意。詳しくはこちらから。 - 「セーブデータの引っ越し」 で複数のセーブデータを選択して一度に引っ越すことができるように。
- HOMEメニューの 「ニンテンドーeショップ」 「ゲームニュース」 のアイコンの色を変更。
- 一部のユーザーアイコンの見た目を更新。
Nintendo Switch本体のアップデートは、Switch本体をインターネットに接続していると自動で本体更新データをダウンロードする。ダウンロード完了後、ソフトをはじめる前に本体更新の案内が表示されるため、画面の案内に従えばOK。もしくは、HOMEメニューの 「設定」 > 「本体」 > 「本体の更新」 でも行うことが可能だ。
(画像:Nintendo)