今年の6月に行われた「WWDC 2016」で詳細が発表され、ついに本日リリースされた新OS「iOS 10」。
これまでお世話になってきた「iOS 9」からナンバリングが1つ上がった「iOS 10」は着実に進化を遂げており、様々な新機能が追加されたり、ユーザーインターフェイスを始め多くの変更点がある。
しかし、ここで気になるのは「iOS 10」の動作速度に関してだ。先ほど、「iPhone 5 / 5s」に「iOS 10」をインストールしてみた感想をお届けしたが、次は「iPad Air」「iPad Air 2」でも検証してみたので、両端末を使っている人は参考にしてみてほしい。
「iPad Air」でもそこそこ動作は良好であることが判明
「iOS 10」がインストールできるiPad端末は、一番古いもので「第4世代iPad」。その次に古いのが「iPad Air」で、その次が「iPad Air 2」と続く。
「第4世代iPad」は持っていないため、残念ながら検証できていないのだが、「iPad Air」での通常の動作のほとんどは良好だ。
ただ、「iPad Air」で唯一もたつきを感じたのは通知センター回りでの動作。通知センターを表示させるには上から画面をスワイプするのだが、このときに表示が少しカクついてしまう。
また、iMessageの通知カードからメッセージを返信するときには、そもそも通知カードを下にスワイプしたときに表示されるまで時間がかかってしまったり、キーボードで文字入力をする際に文字の表示が遅れているような印象を受けた。
この問題に関しては、iMessageのアプリでの表示や返信時にはもたつきは全く見られないため、通知カードから直接iMessageを返信するときのみに起こっている現象のようだ。
もし「iPad Air」でメッセージが来た時には、通知カードをタップすることで通常通りiMessageアプリから返信することができるので、面倒でもアプリをきちんと開いて返信することを心がけよう。
ちなみに、「iPad Air」では通知センターでもたつきを感じたが、「iPad Air 2」はほぼ問題なし。「iPad Air 2」ユーザーは安心して「iOS 10」をインストールしてほしい。