Bluesky、招待制を廃止し誰でも参加可能に。青色のチョウが目印のTwitter代替SNS

現地時間2月5日、X (旧:Twitter) の代替として注目されている分散型SNS 「Bluesky」 は、これまでの招待制を終了し、すべてのユーザーにアカウント作成を解放した。

これまでは既存ユーザーから招待コードを受け取る、あるいはメーリングリストに登録し招待コードを受け取る必要があったが、そうした招待コードがなくともアカウントを作成することができるようになっている。実際に筆者の環境で試してみたところ、招待コードを入力せずともアカウントを作成することができた。

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Blueskyが招待制廃止、誰でもアカウント作成可能に

Blueskyは、300万人以上が利用するソーシャルプラットフォームだ。旧Twitterの共同創設者であるJack Dorsey氏が立ち上げたプロジェクトから生まれ、かつてのTwitterのようにシンプルなシステムや広告などが表示されないストレスフリーなタイムラインなどから、ポストTwitterとして注目されている分散型SNSのひとつだ。

2023年2月より招待制のベータ版が提供されており、利用するにはWaiting Listに登録し招待が来るまで待つか、すでに参加しているユーザーから招待コードをもらう必要があった。

現在のMAUは160万人。通常のタイムラインのほか特定のキーワード等で集められたカスタムフィードも25,000個以上が作成されている。

当初は英語のみで提供されていたところ、昨年12月に日本語に対応。さらに、サービスのロゴもサービス名である青空から青色の蝶に変更されている。蝶に変更された理由については、ソーシャルメディアの空を自由に飛び回ることのできる様子を示したものであるとBlueskyは明らかにしている。

Blueskyはオープン化にあわせて今後の展望について明らかにしている。

まずは、モデレーション機能。SNSにおけるコミュニケーションを健全かつ良好な状態に保つため不適切なコンテンツについて、Blueskyはコミュニティガイドラインに従ってモデレーションを行なっているが、より高度なツールで、不快なコンテンツやスパム等を表示しないシステムを構築していく。具体的には、複数のモデレーション機能を組み合わせてより快適なタイムラインを作ることができるようになるという。

今後数週間以内にラベリングサービスの提供も開始する予定だ。ラベリングサービスは、現在のモデレーション機能の上にさらなるオプションを追加するというもの。他の組織や個人が、業界固有の知識や特定の文化的慣習などを考慮に入れた独自のモデレーションサービスを実行できるようになるという。

潜在的な例として「ファクトチェック」が挙げられており、ファクトチェック組織はラベリングサービスを実行し、「部分的に虚偽」 「誤解を招く」 などのカテゴリで投稿にマークを付けることができるという。Xで言うところのコミュニティノートに近いものと予想される。ユーザーがアプリ内の投稿をスクロールすると、ファクトチェック組織が公開するすべてのラベルが投稿自体に表示されるとのこと。これらの詳細は今後数週間で明らかになる予定だ。

さらに、サードパーティの開発者向けには今月後半よりATプロトコルが解放され、独自のルールでサーバーを作成できるようになるほか、米メディアThe Vergeによると開発者が課金できるカスタムフィードや、一般ユーザーに対して有料の追加機能を提供するなど、さまざまな方法で収益化を図ることも検討する旨が明らかにされている。

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(画像:Bluesky)

BlueskyIT
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