当サイトでも前にレビューさせていただいた、iMobieのiOSデータ転送ソフト「AnyTrans」が、「AnyTrans 5」にアップグレードして登場だ!
「AnyTrans」は、iMobieが提供しているiOSデータ転送ソフトで、iTunesよりもバックアップが簡単に取れるほか、音楽データをiOS端末からPCに移したり、アプリのデータをiOS端末から別のiOS端末に移動するなど、iTunesではできないような転送を行うことができるのが特徴だ。
「AnyTrans」について詳しく知りたいという人は、まずはこちらの記事に目を通していただけたらと思う。
先日リリースされた「AnyTrans 5」では、新しい機能の追加はないものの、UIがスマートになっていたり、転送速度が向上したりと、いくつかの変更点があるようなので、今回はその変更点について詳しく紹介していきたいと思う。
変更点その①:UIデザインの大幅な変更
まずは、「AnyTrans」にデバイスを接続した画面がこちらだ。
画面には大きなシャボン玉のようなボタンが6つ表示され、ふわふわと画面を漂う。それぞれのボタンのカラーリングは明るめの色が多く、ポップな印象だ。
マウスオンするとボタンが一回り大きく表示される表現も分かりやすくてかなり良い感じ。
先ほどの画面から下にスクロールすると、様々なアイコンが表示され、このアイコンの中からバックアップをとりたいものを選択する。
こちらの画面はiOSのUIにかなり近くなっていて、アイコンが前の「AnyTrans 4」よりもiOSのアイコンにかなり似たデザインになっている。
また、アイコンの表示がカテゴリ別になったことで、自分の目的のアイコンをより探しやすくなったようだ。
そして、音楽データを転送する画面は、iTunesの表示をより見やすくしたような雰囲気に。
iTunesは頻繁にアップデートが行われているものの、日本語のフォントがちょっと見づらい上に、一曲一曲の幅が小さくて選択しづらい。文字の表示や曲の選択のしやすさに関しては、「AnyTrans 5」の方が優れているように感じた。
変更点その②:快適な動作・転送速度
「AnyTrans 5」にデバイスを始めて接続してみたとき、その処理速度に驚いた。「AnyTrans 4」ではデバイスの読み込みにちょっと時間がかかっていた印象だったが、「AnyTrans 5」では約1~2秒でメニューが表示される。
また、内部のコンテンツを読み込むのも圧倒的に速くなっており、メニュー内での操作で画面がカクついたりすることもほぼなし。かなり快適に操作できるようになった。
また、速くなったのは処理速度だけではない。なんと、データの転送速度もかなり早くなっており、100曲の音楽は24秒、100枚の画像は3.4秒とかなりの速度でのデータ転送が可能となっている。
この速度は、他社製のデータ転送ソフトと比べてもかなり速く、業界でも上位に食い込むレベルの速度だと言えるだろう。比較結果は以下の表のとおりだ。
過去バージョンの「AnyTrans」を持っている場合、アップグレードは無料
ここまで紹介させていただいた通り、「AnyTrans 5」は多くの面で進化を遂げており、これまでのバージョンよりも遥かに使いやすくなっていることがお分かりいただけただろうか。
実はこのアップグレードは、過去のバージョンの「AnyTrans」を持っているユーザーは追加料金なしで無料でアップグレードすることが可能となっている。
また、販売価格は従来のままとなっているので、まだ「AnyTrans」を使ったことがないユーザーも以前と同じ価格で進化した「AnyTrans 5」を利用することができるように。
これまで「AnyTrans」を使ってきたというユーザーも、これから使ってみようと思っているユーザーも、どちらにも嬉しいアップグレードとなっているので、ぜひ生まれ変わった「AnyTrans 5」を使ってみてほしい。
「AnyTrans」の製品版の価格は、家族用ライセンス(PC5台まで)が5,999円、個人用ライセンスが3,999円となっている。体験版のダウンロード・製品版の購入は以下からどうぞ。