Ankerの一部ロボット掃除機に発火の恐れ。バッテリーの回収・交換対応を開始

アンカー・ジャパンは8月22日、同社がこれまで販売してきたロボット掃除機の一部に内部の不具合があり、搭載されている一部バッテリーから発火等の事象が確認されたと発表した。

上記問題から今後の被害拡大を防止するため、対象のバッテリーを搭載した製品についてバッテリーの回収・交換対応を行う。

Ankerのお掃除ロボットの一部に発火の恐れ。対象製品は交換を

アンカー・ジャパンの発表によると、2023年7月よりロボット掃除機が発火する事象が発生したとユーザーからカスタマーサービスに報告が寄せられ、原因究明に向けて調査を開始したという。そして、調査の結果、バッテリーの製造工程において特定の時期に生産したロットに不具合があったことが判明したとのこと。

上記調査結果を踏まえて、アンカー・ジャパンは対象製品のバッテリーの回収・交換対応を実施する。

対象となる製品は以下のとおり。2023年4月1日〜2023年8月21日の間に販売されたロボット掃除機や交換用バッテリーが対象製品となり、オンライン受付フォームからシリアルナンバーを入力し、対象と判別されたバッテリーを回収・交換する。なお、回収・交換対応はバッテリーのみを送付することもできるほか、本体ごと送付することで対応してもらうこともできる。

なお、今回の件を受けて、対象のバッテリーを搭載した製品の販売を停止しているとのこと。また、現時点で影響範囲等については確認完了しているものの、万一のため調査を継続しているという。

アンカー・ジャパンは、委託先の製造工場の管理体制および社内での検品体制のさらなる厳格化を迅速に進めていくとしている。