台湾・台北で5月30日から開催されたアジア最大規模のICT見本市 「COMPUTEX 2023」 で、PC周辺機器などを販売するOWC (Other World Computing) が初のブースを出展した。
今回、OWCからメディアツアーの案内をいただき、現地で実際に展示を見せてもらいつつ、担当者から様々なお話を聞くことができたので、当記事でレポートをお届けする。
OWCのメディアツアーに参加、展示も案内していただいた
今回のCOMPUTEX 2023で、OWCはクリエイティブ プロフェッショナルとコンシューマ向けのワークフローソリューションの全ラインナップを展示した。OWCとしての出展は今回が初めてだが、2019年に買収によってOWC傘下となった 「AKiTiO」 は以前よりCOMPUTEXに出展している。
展示棚には、PCやMacのポートを拡張するUSBドックやメモリーカード、HDDやSSDのストレージソリューションなど、OWCのお馴染みの製品が展示されていた。中でも多くのユーザーに馴染み深い製品といえば、外付けストレージやThunderboltポート搭載ドックなどではないだろうか。
今年のCES 2023に合わせて発表されたThunderboltドック 「OWC Thunderbolt Go Dock」 も展示。
これひとつで様々なポートを拡張できることに加えて、電源を内蔵したことで重いACアダプタが不要になり、一般的な2芯のメガネ型電源コードで動作させられるので持ち運び用として便利に使うことができる。
担当者によると、本製品は従来製品を使っているユーザーから 「PCと接続するホスト接続用のポートの位置が良くない」 という声があったことを踏まえ、PCとの接続ポートを本体正面から側面に変更したとのことだ。これで従来製品よりもケーブルをスッキリさせることができる。
小型で持ち運びに便利な外付けストレージの 「Envoy」 シリーズも人気製品のひとつ。「ENVOY PRO FX」 「ENVOY PRO ELEKTRON」 などは、IP67規格の防水や耐衝撃性にすぐれる設計のおかげで、大事なデータを安心して持ち運ぶことができる。
このほかにも、HDD/SSDドライブケースやNASなども展示されていたが、これらの製品は映画の撮影データなど容量の大きなデータをレイドを組んだ複数のストレージに保存するという使い方が一般的となっており、個人ユーザーよりも法人からの購入が多い製品であるとのこと。
OWC製品の日本における販売について聞いてみたところ、現時点では法人よりも個人ユーザーからの購入が多いようだ。海外では法人ユーザーからの購入が多い中、日本ではまだまだ知名度が浸透していないと感じることもあり、今後は日本で開催される法人向けイベントなどにも積極的に参加する予定であるとのことだった。