Twitterの最高経営責任者 (CEO) に、元NBCユニバーサルの広告部門トップであるリンダ・ヤッカリーノ氏が正式に就任したことがわかった。米紙The New York Timesなどが報じている。
Twitter CEOにリンダ・ヤッカリーノ氏が正式に就任
米起業家のイーロン・マスク氏は、5月12日に新CEOが就任することを公表しており、リンダ・ヤッカリーノ氏のLinkedInのプロフィールにもTwitterのCEOと表示されていることが報告されている。
リンダ・ヤッカリーノ氏は今月4日にニューヨークのミッドタウンから撮影したと思われる景色を投稿。「もうすぐベイエリア (Twitterの本社がある場所を示す)」 と投稿していた。そして、今月5日には 「Twitterでの仕事をはじめましょう」 とも投稿しており、TwitterのCEO就任を示唆していた。
Current view today. Bay Area views coming soon! pic.twitter.com/AtHn29NsC2
— Linda Yaccarino (@lindayacc) June 3, 2023
Welcome to the flock, @benarroch_joe! From one bird to the next.
Let’s get to work @Twitter! #timetofly
— Linda Yaccarino (@lindayacc) June 4, 2023
Twitterは、昨年10月に現オーナーのイーロン・マスク氏が買収してから広告収入の回復を目指しているところ。今回CEOに就任したリンダ・ヤッカリーノ氏は、コムキャスト傘下NBCユニバーサルの広告責任者を務めるなど広告販売のベテラン人材で、その手腕に期待がかかる。なお、The New York TimesによるとTwitterは4月〜5月における米国内の広告収入は、前年同期比で6割減だったと報じられている。
なお、前CEOのイーロン・マスク氏は、今後Twitterの執行会長兼CTO(最高技術責任者)に転任し、製品とソフトウエア、システム運営を統括する予定。
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(画像:Twitter)