現地時間4月27日、Metaは同社VRヘッドセット 「Meta Quest」 向けにまもなく提供を開始するv53ソフトウェア・アップデートの詳細を発表した。
今回のアップデートでは、ヘッドセットのシャットダウン中にゲームやアプリのアップデートがダウンロードできるようになるなどの新機能が追加されたほか、Meta Quest ProでWi-Fi 6Eのサポートが追加されている。
各新機能の詳細は以下。
新たなペアレンタルコントロールツール
お子さんがMeta Questブラウザーで閲覧できる内容を保護者が管理するためのツール 「ウェブサイトカテゴリフィルター」 が新たに導入。
「アルコール」 「暴力」 などのカテゴリやコンテンツに基づいて、ウェブサイトをブロックできる。設定はMeta Questモバイルアプリの 「ペアレンタルコントロール」 タブから可能だ。
シャットダウン直前にゲームやアプリをダウンロード可能に
ヘッドセットをシャットダウンする際、もしくはヘッドセットを外して充電している間に、ゲームやアプリのアップデートを自動で完了できるようになった。
これにより、プレイしたいタイトルを選んでも 「アップデートが必要」 と表示されてすぐにプレイできない、といった事態を回避できるようになる。
ちなみに、シャットダウン前にアプリをアップデートしたくない場合には、電源を切る前の確認画面でチェックを外すことでアップデートしないでシャットダウンすることができる。
カメラの詳細設定が正式に 「カメラ」 パネルに移行
昨年9月のv44アップデートで追加された、手ぶれ補正、フレームレート、ビットレート、アスペクト比などの設定が 「試験中」 パネルから正式に 「カメラ」 パネルに移行した。
ビデオ録画の音声がステレオに
ビデオ録画時の音声がモノラルからステレオに変更。ヘッドセットの左から聞こえる音が、録画映像でも同じように左から聞こえるようになる。
Meta QuestブラウザーでTwitchを視聴可能に
Meta QuestブラウザーでTwitchにログインできるようになり、Twitchの配信を見たり、チャットが可能に。
Meta Quest ProにWi-Fi 6Eのサポートが追加
Meta Quest ProにWi-Fi 6Eのサポートが追加。自宅にWi-Fi 6E対応ルーターなどがある場合、Meta Quest Proを使って最大1.6Gbpsの高速ネットワークを利用できるようになった。
(画像提供:Meta)