オランダの街並みを再現したテーマパーク、「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)に新たな指紋認証決済システムが導入されることが明らかになった。
会計時、指紋ひとつで決済完了!
ベンチャー企業「リキッド」が提供する指紋認証システムで、デジタルハウステンボス園内で利用出来るデジタル通貨「テンボス通貨」の決済を行うことができる。
まずは5万人ほどいる「年会入場会員」を対象に導入を始め、園内の一部の飲食店やお土産屋で利用することができる。今後の利用状況を見ながら、導入する店舗を拡大していくようだ。
導入は今年の10月31日から開始となっており、同規模のテーマパークで導入されるのは世界初になるとのこと。
テンボス通貨を使うには指紋の登録とチャージが必要
テンボス通貨を使うためには、園内入り口に設けられたスペースで指紋の登録とチャージをする必要がある。だが、一度登録してしまえば、あとは店舗で指紋をかざすだけなので決済としては非常にラクになるのは間違いない。
テンボス通貨はちょっぴりお得
テンボス通貨の交換レートは1テンボス=1円程度になっているそうだが、厳密には1円ではない。5,000円のチャージには5,250円、1万円分だと1万600テンボスに換算される。
セキュリティとコスト削減の1石2鳥
指紋を決済IDとして利用することで、他人がなりすまして決済したりといった不正決済を防ぐ効果や、独自のICカード決済システムに比べると低コストで導入ができるため、今回のハウステンボスだけではなく様々な分野で期待されている。
現代はモバイル端末でも指紋認証決済が可能になっている時代、こうした決済インフラの一つとして「指紋」という生体認証システムが今後拡大されるのはほぼ間違いないようだ。
[ via RBB TODAY ]