ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、同社ゲームソフトをコンソールだけでなくPCやモバイルなど複数のプラットフォームで展開する方針であることを明らかにしており、その宣言通り『God of War』や『Horizon Zero Dawn』のPC版がリリースされているほか、つい先日にはPC版『Marvel’s Spider-Man Remastered』がリリースされている。
これらのPC版タイトルを起動するランチャーをソニーが開発している可能性があることがわかった。同情報を伝えているのは、ゲーム系メディアVGC。先日発売した『Marvel’s Spider-Man Remastered』に独自のランチャーに関する記述が発見されており、VGCも確認が取れたと伝えている。
同ランチャーが開発されている理由は不明だが、現在SIEのPC版タイトルは、SteamやEpic Games Store等で販売されており、PSNとの連携機能はほとんど提供されておらず、PlayStationのゲームというよりもPCゲームの中の1本として提供されている状況に近い。独自のランチャーを提供することで、PlayStationコンソールやPlayStation Store/Networkとも連携できるようになり、PlayStationの提供するユーザーエクスペリエンス(体験)をPCユーザーにももたらすことができるようになるかもしれない。
なお、PlayStationの独自ランチャーに関する噂は、今年はじめにXboxEraのポッドキャストで触れられていたという。ポッドキャストのホストであるNick Baker氏はクロスバイに対応し、PS Storeで購入したタイトルをPCでも遊べるようになるのではないかと指摘していた。
あくまで噂にしかすぎない情報だが、とはいえSIEがPC向けタイトルのラインナップを強化している状況を踏まえると、ランチャーを作っている可能性は十分にあるだろう。
なお、SIEは2025年までに同社ゲームソフトの半数をモバイル・PCで提供することを目指すと発表している。
(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)