現地時間6月6日、Appleは年次開発者イベント 「WWDC22」 の基調講演を実施した。
基調講演ではMacの次期OSである 「macOS Ventura」 が発表され、その中で『No Man’s Sky』『バイオハザード ヴィレッジ』『GRID Legends』の3タイトルが、今後Mac向けにリリースされることも発表された。『No Man’s Sky』はiPad版も用意される。
これらのタイトルの発表は、グラフィックスAPIである「Metal」 の機能強化に関するプレゼンテーションの中で行われた。「macOS Ventura」 で導入される新グラフィックスAPI 「Metal 3」 で、Apple Siliconの統合型グラフィックス利用時のパフォーマンスを最適化。さらに 「Metal 3」 に含まれる超解像技術 「MetalFX Upscaling」 や 「Fast Resource Loading API」 を使用することで、軽快なゲームプレイが楽しめるという。
No Man’s Sky is coming to Mac 🤯
Amazing to catch a glimpse on stage at the Apple keynote today 😍 pic.twitter.com/sgPpLoTQI6
— Sean Murray (@NoMansSky) June 6, 2022
MetalFX UpscalingはNVIDIA GPUで言うところのDLSS機能に値するものとなる。低解像度のゲーム映像を素早くレンダリングし、そこに高品質の空間アップスケーリングと時間的アンチエイリアシングを適用し、解像度を引き上げるアップスケーリング技術だ。同技術を活用することで統合型GPUでも高い品質のゲーム体験が可能になる。
Mac/iPad向け『No Man’s Sky』およびMac版『バイオハザード ヴィレッジ』は2022年後半にリリース予定。
(画像:Apple)