楽天モバイル、岩手県・山形県など8県でパートナー回線から自社回線へ順次切り替え

4月4日、楽天モバイルは岩手県、山形県など計8県の一部エリアにおいて、順次パートナー回線 (au回線) によるローミングサービスから自社回線へと切り替えると発表した。

2022年4月1日より、該当する8県の一部エリアでパートナー回線から自社回線への切り替えを行う。具体的には、岩手県、山形県、山梨県、和歌山県、島根県、高知県、長崎県、鹿児島県の一部エリア。

なお、上記8県以外の都道府県については現在パートナー回線から楽天回線への切り替え作業がすでに開始されているため、これで全国47都道府県において楽天回線への切り替えが進められることになる。

なお、地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設、観光名所等など、楽天回線が提供できない一部のエリアについては今後もパートナー回線によるローミングサービスが提供される。

全国47都道府県の回線切り替え時期
ローミング切り替え開始時期 対象都道府県
2020年4月1日より
順次切り替え
東京都
2020年10月1日より
順次切り替え中
大阪府、奈良県
2021年4月1日より
順次切り替え中
宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、兵庫県、広島県、愛媛県、福岡県
2021年10月1日より
順次切り替え中
北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県
2022年4月1日より
順次切り替え中
岩手県、山形県、山梨県、和歌山県、島根県、高知県、長崎県、鹿児島県

楽天モバイルは自社回線を利用したモバイルネットワークを全国展開する計画だが、ゼロから基地局を設置する関係で日本全国で均一なモバイル回線を提供できるようになるにはどうしても時間がかかる。

そのため、基地局の設置がある程度完了するまでは自社回線に加えてパートナー (au) 回線を使用しながらサービス展開を行う計画で、楽天回線の人口カバー率が70%に到達した都道府県からパートナー回線の提供を順次終了し、その後は楽天回線のみでサービスを展開していく予定。

パートナー回線から自社回線への切り替えは、東京都 (一部地域除く) を皮切りに、大阪府と奈良県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、愛媛県、福岡県で行われ、昨年10月には北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の23道県の切り替えが開始された。

そして今回、残る8県となる岩手県・山形県・山梨県・和歌山県・島根県・高知県・長崎県・鹿児島県の自社回線への切り替えが発表された。

新たにパートナー回線の提供終了による影響が出る可能性があるユーザーに対しては、2022年4月初旬頃から案内を送っているとのこと。また、楽天モバイルの電波がつながりづらいなどの不便が生じた場合、個別に状況を調査したうえで、スマートフォンの一時貸し出しなどを行うとしている。もし繋がりづらいなど影響が出ている場合は、こちらのページに記載されているお問い合わせより連絡いただきたい。

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