Ubisoftと映画会社パテがタッグを組み、「ノートルダム大聖堂の火災」 を題材にしたVRゲームタイトルを開発していることがわかった。米メディアVarietyが今月14日に独自情報として伝えている。
ノートルダム大聖堂の火災をテーマにしたVR作品が開発中との情報
Varietyによると、噂のVRタイトルは2019年4月15日に発生した 「ノートルダム大聖堂の火災」 をテーマにしたタイトルになるとのこと。プレイヤーはパリの消防隊員のブーツと制服が与えられ、燃え盛るノートルダム大聖堂のなか中にある遺物を見つけ、大聖堂を救いながら脱出する、という内容になっているようだ。
本作は、2022年3月16日にフランスで公開されるフランス人監督のIMAXドキュメンタリー作品『Notre-Dame on Fire.』とのタイアップ作になっている模様。当初は本格的なゲームにすることも検討されていたようだが、映画の公開が2022年3月と決まり、ゲーム制作のスケジュールがタイトになってしまうことから1時間程度でクリアできる脱出体験ゲームにすることを選択したとのこと。
ゲーム内で再現されるノートルダム大聖堂は、Ubisoftの持つデータを活用するとのこと。Ubisoftはパリを舞台にした『アサシン クリード ユニティ』を開発する際、火災発生前のノートルダム大聖堂のデータを細かく収集しており、正確にノートルダム大聖堂を再現することが可能。2020年9月には、VR空間のなかでノートルダム大聖堂を3Dで再現したコンテンツ『Notre-Dame de Paris: Journey Back in Time』を無料でリリースしている。
火災前のノートルダム大聖堂をVR体験できるコンテンツはこれまでもあったが、屋根や尖塔が焼け落ちた 「ノートルダム大聖堂の火災」 を題材にしたコンテンツがはじめてとなる。ちなみに、2019年に火災が発生し一部が焼け落ちたノートルダム大聖堂は2024年の一般公開を目指し、現在復元作業が進行中だ。