「スマート体組成計」という家電は便利だとは思っていても、個人的には特に要らないものだと思っていた。僕の青春時代だった10~20年前まではファストフード全盛の時代で、僕もその時代を生きていた人間なので、油でギトギトで、塩、砂糖、ケチャップたっぷりであまくてしょっぱい味を好んで食べていた。
もちろん今でも嫌いなわけではないが、現代はむしろ健康に気を使う人が多くなったのではないだろうか。2005年頃に「メタボ(メタボリックシンドローム)」という単語が世に定着してから、日本では健康ブームが続いていて、その流れがあるからか僕も自分の健康に気を使うようになった。
それでも最近まで「スマート体組成計」というものにそこまで興味もなく、家電量販店で試しに使ってみても「便利だな~」くらいにしか感じていなかったのだが、1byone社から体組成計「SMART SCALE」を提供していただいて実際に使ってみたら、普段の生活を見直すきっかけになったので、同製品を使ってみた感想をレビューとして紹介しよう!
「体組成計」とは一体どんなもの?
「体組成計」とは一体どんな製品なのか、具体的に説明しよう。「体組成計」とは、筋肉や脂肪、骨といった僕らの体の内部構造を測ることができる体重計で、乗って体重を測るのと同時にそれらの情報を表示させることができるというものだ。
体脂肪率や脂肪の量、骨の重量などは自分の体のバランスや健康度を測るのに最適で、自身で健康管理をするにはある意味必須なアイテムだと言える。
今回、1byoneから提供していただいたスマート体組成計「1by one SMART SCALE」は、iPhoneやAndroidなどのアプリと連携させることで自分の体の情報をチェックできるというもので、普段から体重を測るついでにアプリにデータを保存しておけば、自分の体の変化を簡単に知ることができるはずだ。
それでは、同製品について詳しく紹介していこう。
デザインや仕様をチェック
こちらが「1byone SMART SCALE」の製品本体と化粧箱。いわゆる普通の「デジタル体重計」と同じ外観をしている。
外箱は宅配ピザ(Lサイズ)の箱ほど。本体サイズも30x30x2.8cmとちょうどいい大きさで、重さも1.74kgと片手で軽々と持つことができる程度。
白がベースの同製品は、表面には体組成を図るための金属パーツと1byoneのロゴだけとかなりシンプルで、家のどんな場所に置いても違和感がなく使える。表面は強化ガラスが使用されていて、乗ると足がヒンヤリする。お風呂上がりなど体が暑くなっている時に乗ると少し気持ちいい。
背面は電池を入れる場所と本体を支えるための4つの足だけ。電池は単4電池を4本使用するが、購入時に付属しているのでわざわざ別途で用意する必要はない。足の表面はゴムのような素材が使われているため、体組成計が意図せずズレることもない。
実際に体重を測ってみるとこんな感じ。ディスプレイは普段見えないが、本体の上に乗るとLEDで数字が現れる。体重は重大な個人情報になるので、ちょっとズルをして計測させていただいた(笑)
使い方はスマホにアプリを入れて体組成計に乗るだけ
「1byone SMART SCALE」の使い方は非常に簡単だ。まず体重だけを図りたい場合は、ただ上に乗るだけ。体重も他の体重計とほとんど誤差はなかった。
次に体組成計として利用する場合だが、こちらはスマホに専用アプリをインストールする必要がある。アプリは無料で提供されているので、こちら(iOS版 / Android版)からダウンロードしよう。
アプリのインストールが終わったら、あとはスマホのBluetoothを「オン」にしてアプリを起動するだけだ。Bluetoothの接続に関しては特に設定は必要なく、本当にただ「オン」にするだけ。あとはアプリ側で自動で接続してくれる。
これらの設定が終わったら、あとは「1byone SMART SCALE」に乗ってみよう。体重が本体に表示されるが、体重を含めた様々なデータがアプリに記録される。記録されるデータは、体重と体に含まれる水分量、体脂肪率、内臓脂肪、骨の重量、BMI数値、BMR、筋肉量の8種類。これらのデータはアプリに自動的に記録され、いつでもデータを見直すことができる。
また、iOS端末であれば「ヘルスケア」アプリとも連携することができるなどかなり便利。最大10人まで登録できるので、家族で使用しても個別に体組成をチェックできる。大家族でも、これ1台で健康を管理できるようになるはずだ。
アプリで自身の健康を管理しよう
今回提供していただいた「1byone SMART SCALE」は僕にとっての初めての体組成計だったわけだが、使ってみると意外と便利で今後も使ってみたいと思っている。
健康管理をするという点において、普段から毎日健康をチェックする習慣のなかった僕としては、同製品を手に入れたおかげで日々の健康管理するようになったという点でかなりの進歩があったと言える。健康に気をつけないといけないと普段から思ってはいるが、たまについつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりということが多い僕のような人に、ぜひおすすめしたい。
ちなみに専用アプリは「iOS 8.0 / Android 4.3」以上のOSで使用できるとのことなので、自身の端末が対応しているかは確認してから購入しよう。