本日、Appleは、「WWDC 2016」当日に開発者向けにリリースされた「iOS 10 beta」のセカンドベータ版となる「iOS 10 beta 2」をリリースしたが、この「iOS 10 beta 2」で様々な新機能や変更点が発見されているようだ!
まだ開発者の方々が全貌を調査中とのことだが、とりあえず現時点で見つかっている大きな新機能・変更点について詳しくお伝えしていこう。
通知センターの改良・強化
「iOS 10」では通知センターが大幅に改良され、より見やすく、より使いやすくなることが発表されていたが、「iOS 10 beta 2」ではさらに便利になるような変更が加えられている。
また、まだユーザーが未読である通知に関して、表記が「Missed」から「Recent (最近の通知)」に変更されている。
ミュージックアプリの改良、フォントサイズも変更できるように
ミュージックアプリでは、1人のアーティスト内で全ての音楽をシャッフル再生できるようになっていたり、曲のセクション内のシャッフルボタンを使うことで、最初の曲を再生せずともシャッフル再生ができるようになっているようだ。
そして、これは「Apple Music」を利用していないユーザーに朗報なのだが、「Apple Music」を利用していないユーザーには、ミュージックアプリのApple Musicタブが消えるようになったようだ。ちなみに、タブは消えてしまっても、フォローしているアーティストの投稿は見続けることができるという親切設計であるとのこと。
そして、「iOS 10 beta 2」では、ワイヤレスHi-Fiオーディオシステム「SONOS」でApple Musicにサインインすることができ、ミュージックビデオをフルスクリーンで見ることができたり、関連するアルバムを表示できるようになったようだ。AirPlay中のデバイスも再生画面に表示されるとのこと。また、ミュージックアプリ内のフォントサイズを変更できるようになったとのことで、ユーザーにとって便利な機能が多く搭載されるようだ。
メッセージアプリはステッカー関連に変更あり
3日前、Appleはステッカーパックをリリースしており、「iOS 10」のユーザーであれば「iMessage」でステッカー機能を利用することができるようになっているのだが、「iOS 10 beta 2」では、メッセージアプリ向けの「App Store」が利用可能になり、ステッカーを購入することができるようになっている。
メッセージアプリの「管理」メニューでは、追加購入したステッカーのスイッチが表示され、利用するコンテンツを選択することが可能だ。
また、データ通信量が気になる人には写真を低解像度で送ることができるオプションが追加。設定アプリの[メッセージ]>[設定]から設定することが可能だ。
その他にも多くの機能が追加されていることが判明
メールアプリの下部にある「フィルタ」ボタンのアイコンが変更になっていたり、ヘルスケアアプリに関しては「ヘルスケア」アプリの「メディカルID」タブから臓器提供の申し込みが可能になっている。メディカルIDのタブにドナー登録の「Yes / No」を選択できる機能が追加されているようなので、こちらから選択することになる。
コントロールセンターのライトボタンやアラームボタンを「3D Touch」した時の表記が変更になっているようだ。ライトは「low intensity / medium intensity / high intensity」が「low light / medium light / high light」に変更になり、アラームのメニューにはアイコンが追加されている。
またロック解除に関して、「iOS 10 beta 1」でホームボタンを押すことでロック画面を解除する方式に変わったのだが、「iOS 10 beta 2」では「指を置いてアンロック」という項目がアクセシビリティに追加されたようだ。ホームボタンを使う新形式の他に、画面を使う旧形式も使うことができるので、ホームボタンの調子が悪いときなどは後者の設定を利用するといいだろう。
変更したい場合は設定アプリの[一般] > [アクセシビリティ] > [ホームボタン]から設定可能であるとのこと。
ロック解除の際にはステータスバーに南京錠のマークがアニメーション表示されるようになり、ロックを解除したことが分かりやすくなったりと至れり尽くせり。
「Apple Watch」アプリでは、アプリのバックグラウンド更新が可能に。
このほかにも書ききれないほどの新機能・変更点があるので、気になる方はiDownloadBlogやMacRumorsが公開している動画を見て、内容を確認してほしい。
[ via iDownloadBlog / 9to5Mac / MacRumors ]