Appleは日本時間10月19日に、新製品発表イベント 「Unleashed.」 を開催する。
同イベントでは、長らく噂されてきたMacBook Proのハイエンドモデルが登場すると予想されている。これまでの情報では、同モデルにはM1Xチップが搭載され性能が向上するなどと報じられているが、画面の性能も大幅に向上する可能性があるようだ。
MacBook ProのハイエンドモデルはProMotionテクノロジーを採用か
この情報を伝えているのは、DSCC (Display Supply Chain Consultants) CEOを務めるRoss Young氏 (via 9to5Mac)。
同氏はディスプレイ業界に精通した人物として知られているが、今回のM1X MacBook Pro (仮) について、新型MacBook Proは14インチおよび16インチの2種類のサイズが用意され、ProMotionテクノロジー (120Hzの高リフレッシュレート) に対応したミニLEDディスプレイが搭載されると伝えている。Ross Young氏いわく、12.9インチiPad Proを “スケールアップ” したようなディスプレイになるとのこと。
Appleは、これまで120Hzの高リフレッシュレートに対応したProMotionテクノロジーをiPad Proにのみ搭載してきた。しかし、先日発売したiPhone 13 ProシリーズではじめてProMotionテクノロジーが他製品に採用されている。いよいよMacにも、同技術が搭載される予定なのかもしれない。
ProMotionテクノロジーは、Appleが開発した画面の高リフレッシュレート化技術。リフレッシュレートとは1秒間に何回画面の書き換えが行われるかを示す数字で、この数字が大きくなればなるほど画面描写が滑らかになる。もし、120Hz駆動のProMotionテクノロジーが搭載されれば、Macの画面は従来の2倍程度滑らかに動作するようになる。
リフレッシュレートが高くなると、一般的にはバッテリー消費量が増えることになるが、iPhone 13 Proにはコンテンツに合わせてリフレッシュレートを段階的に変化させる機能が搭載されており、必要に応じてリフレッシュレートを上げたり下げたりすることでバッテリー消費を抑える工夫がなされている。同技術をMacにも搭載すれば、従来と同じ感覚で最大120Hz駆動の画面を利用できるようになるかもしれない。
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