Microsoftは、同社クラウドゲーミングサービス 「Xbox Cloud Gaming」 を10月1日より国内展開すると発表した。同日より、Andoroid、iOSデバイス、およびPCやMacにてXboxのゲームを楽しむことが可能になる。
「Xbox Cloud Gaming」 10月1日に国内ローンチへ
Xbox Cloud Gaming (旧称:Project xCloud) は、クラウドサービスを利用してスマートフォンやタブレット、PCのブラウザ上でXbox Game Passライブラリにあるゲームを遊べるクラウドゲームサービス。Xbox Series Xベースのサーバーで実行したゲーム映像を、ネットワークで各デバイスにストリーミングする形でプレイできる。
これまで米国など海外で先行提供されており、日本では年内のローンチに向けてプレビューテストが実施されていたが、ついに10月1日から日本国内でも利用することが可能に。
本サービスは、Xbox Game Passの最上位プランである 「Xbox Game Pass Ultimate」 の加入者が利用可能。提供されるコンテンツは、Xbox Game Studioのタイトルをはじめとした、Xbox Game Passライブラリで配信されるタイトル。サードパーティタイトルも含まれ、例えば『SCARLET NEXUS (スカーレットネクサス)』や『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』など100以上のタイトルが含まれる。今後発売予定の『Forza Horizon 5』や『Halo Infinite』も対象となる。
対応プラットフォームは、iOS/Android、PC、Mac。iOSおよびMacはブラウザ (Chrome、Edge、Safariがサポートされる) 、AndroidはXbox Game Pass アプリから、PCはXbox for PCからプレイが可能。Xbox Cloud Gamingに対応したゲームについては、ゲームごとにデザインされたタッチパネル操作に対応しているため、スマートフォンなどでプレイできるほか、Bluetoothコントローラーをサポートし、ほとんどのデバイスで快適に操作することが可能だ。
Xbox Cloud Gamingがあれば、Xbox Series X|SなどのコンソールがなくともXboxのゲームが遊べるだけでなく、コンソールでプレイしていたタイトルを外出先でも途中からスマートフォンなどでプレイ再開することもできる。
なお、日本のサービス開始と同時に、メキシコ、ブラジル、オーストラリアも提供国に加わり、26市場でXbox Cloud Gamingが利用可能になる。
今回の日本サービス開始日の発表に先駆けて、Microsoftはメディアブリーフィングを実施した。その中でXboxのオンラインサービスにおける状況や、Microsoftの掲げるミッションについて明らかにしている。
Microsoftの発表によると、Xbox LiveのMAU (月間アクティブユーザー数) は世界で1億人。Xbox Game Passのメンバーは1,800万人を超え、順調にユーザー数を伸ばしてきた。世界全体のゲーム人口は30億人とされているが、しかしすべてのユーザーがゲーミングPCを持っているわけではなく、日本においては80%のユーザーがコンソールでゲームをプレイしている。Microsoftは、世界でもっと多くのユーザーにXboxのゲームをプレイしてもらうことを目標に、持っているデバイスでプレイできるようサービスを拡充していくことをミッションとしているという。そのサービスのひとつがXbox Cloud Gamingということになる。
Xbox Cloud Gamingはついに明日10月1日から提供開始となる。なお、利用できるのはXbox Game Pass Ultimate (月額1,100円) 加入者のみとなるが、登録初月100円で利用できるトライアルも用意されているため、気になる方はぜひお試しいただきたい。
また、Xbox Game Pass Ultimateに加入する際、初回に限り残っているXbox Live Goldの期間をすべてXbox Game Pass Ultimateにできるサービスも継続実施中だ。Xbox Live Goldは最大3年先まで契約することが可能なため、先にXbox Live Goldを最大3年まで延長・加入しておけば、いきなりXbox Game Pass Ultimateに加入するよりも最大で約25,000円安くすることが可能。ぜひご活用いただきたい。
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